アカウント名にまつわる話

皆さんは、アカウント名にこだわりはあるだろうか。
私は、大いにある。

普段は、「inoccu」というアカウント名をあちこちで使っている。最近の流行言葉で言えば、Googleでの空きスペースに相当するアカウント名なので、おそらく私の他に「inoccu」はいなさそうだし、見つかる「inoccu」は、まず私と思って間違いない。

だから、どんなサービスにしても、「inoccu」というアカウント名が取れないことなんて、まずない。
唯一の例外は、既に私がそのサービスを使ったことがあって、そのサービスを解約したことがある場合だ。
大抵のサービスでは、一度使われたアカウント名は永久欠番となる。つまり、同じアカウント名は誰も使えない。このケースに、自分自身がハマることになる。

実を言えば、@nifty(アバウトミーとか)やココログにおいて、私が「kenichiinoue」というアカウント名を使うのは、まさにそのためだ。
この「kenichiinoue」というのは、私の実名で、はからずも昨今のブログの実名議論に一石を投じたり…は、していないっぽいが、「inoccu」で活動している場合においても、実名は公開していることが多いので、これといって躊躇はない。

ついでに言えば、「イノウエ」という苗字を持つ人は非常に多く、特に私の出身地である福岡県においてはベスト3に入るというデータを見たことがある。「ケンイチ」という名前についても同様で、忍者ハットリ君に出てくる「ケンイチ氏」もその一員だ。
故に、「イノウエケンイチ」というのは、Googleにおいて空きスペースではない。どうやら、漢字まで同じという人も、結構いそうだ。

とはいえ、私は既にこの記事において「(ココログに書いている)kenichiinoue」=「inoccu」を暴露(というほどでもないが)してしまったので、ある程度は素性が割れたことになる。

ところで、アカウント名において実名をどう記述するかについて、いろいろなパターンがある。

  1. 姓+名 (inouekenichi)
  2. 名+姓 (kenichiinoue)
  3. 姓+アンダーバー+名 (inoue_kenichi)
  4. 名+アンダーバー+姓 (kenichi_inoue)

アンダーバーのところは、ドットにしたり、ハイフンにしたりというバリエーションがある。
この中で、最もポピュラーなのは最初に挙げた、姓+名だろう。「umedamochio(梅田望夫)」とか「manabekawori(眞鍋かをり)」とか、非常に多い。

私が今回使った、名+姓のパターンは、ココログセレブの方々のアカウント名を見る限り、2番目に多い。もちろん、姓+名のパターンが圧倒的多数であり、実際の2位は姓名ではなくニックネームを使っているアカウント名だ。
名+姓は、はてなだと「keiichirohirano(平野啓一郎)」がいる。ココログセレブにも数人いる。そういえば、小飼弾も「dankogai」だった。

まぁ、どうでも良いといえば、そうなのだが…。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。