シックスアパートが開始する、ブログ記事に色々な情報を表示するサービスzenback。まだクローズドベータ期間ですが、十分に実用に値する重宝なサービスです。Relatusでも早速導入したのですが、いくつかの問題に遭遇しました。ここで情報共有しておきます。
先ほど書いたようにzenbackはベータ版のサービスです。私もエンジニアの端くれとして、ベータ版は完成したバージョンではないことを知っています。その前提で書いていますので、読者諸兄もその前提に立って読んでいただきますよう、よろしくお願いします。
1.パスワードは忘れない方が良い
実は私、zenbackのパスワードを忘れました。忘れたというか、覚えているつもりでパスワードを入力したらログイン出来なかったのです。で、パスワード再発行のメール送信フォームを使ってみたのですが、メールが届きませんでした。ということで、パスワードは忘れない方が良いですよ。
2.同じメールアドレスでの二重登録に注意
出来ないだろうと思っていたら、出来ちゃうんです。しかもzenbackのユーザ登録は確認画面的なものがないので要注意です。まぁ、某AmazonのようにメールアドレスをIDにしているのにメールアドレスだけではユニークにならず、メールアドレス+パスワードでユーザをユニークに認識しているサービスもありますから、正しい仕様なのかもしれません。(ただ、私もエンジニアの端くれですが、それは変態仕様だと思う。)
3.リンク元の表示に注意
zenbackを使うと直近のそのページへのリンク元情報が一覧表示されて愉快です。はてなダイアリーと同じような感じですね。ただ、問題があって自サイト内の遷移でもリンク元情報になります。それだけならまだ良いのですが、ブログの管理ページ内からの遷移だと管理ページのURLがGETパラメータとともにリンク元として表示されます。これはちょっと危険です
ということで、zenbackを導入したら管理ページからzenbackを貼っているページへの遷移は厳禁でお願いします。自サイト内からの場合はリンク元として表示しないというオプションがあれば良いのですが、いまのところzenbackの設定画面はシンプルイズベストなので・・・。
4.ブログのコメント欄を外しちゃうなら
zenbackを貼ってTwitterでのツイートや、はてなブックマークでのコメントが一覧表示されるようになると、ブログのコメント欄なんていらないじゃないか!と思うようになります。勝間和代さんもそう思ったようですし、私もそう思ってRelatusからコメント欄を撤去しました。
zenbackにある「Twitterでつぶやく」ボタンをクリックすると、
マスメディアがソーシャルメディアでうまくやる方法 | Relatus [リレイタス] → http://am6.jp/c9W04W
というような文字列がTwitterの投稿画面にセットされた状態になります。なかなか美しい文字列のように思いますが、問題は自分宛の@の指定がないことです。読者が@なしでツイートした場合、たしかにエントリーのページのzenbackにはリストアップされるのですが自分自身は気付くのだろうかと、不安になりました。
解決策は自分のブログのURLをキーワードにしたTwitter検索を常時やることです。私はHootsuiteを使っているので早速ストリームに加えました。Twitterの検索は短縮URLをちゃんと復元した上で検索してくれるので、URLをキーワードにしても問題ありません。
5.どんどんzenback開発チームにコメントを送ろう
クローズドベータをやっているということは、どんどんコメントが欲しいということだと思うので、建設的なコメントならどんどん送りましょう。ここまで挙げた4つのことは、既にTwitterやメールで開発チームに送ったことです。zenbackはすばらしいサービスなので、今後の成長を期待しましょう!
<追伸>
3つめのTipsで厳禁と言いながら、さっそく管理ページからこのページに遷移してしまいました。最初のリンク元がこのエントリーの編集画面のURLになっています。まぁ、WordPressの編集画面のURLくらい誰でも想像つく程度なのだけど、なんか嫌だなー。