iPhoneよりAndroidが良いところを考えてみた

iPhoneと比べて、Androidが良いところってあるのだろうか。

アプリの数は明らかに負けている、先進的なアプリもiPhoneから先に出ることが多い、ランニングコストもドコモと比べればソフトバンクの方が施策が多いし安いだろう。

なにより、現時点でのユーザ数が比べ物にならない。電車の中でiPhoneユーザが横並びになっていても普通かなと思いますが、HT-03Aユーザが並ぶことは稀です。私自身もまだ2回くらいしかありません。しかも、かなり恥ずかしかったり・・・。

Androidの方が良いところなんて、思いつかない。

もちろん、iPhoneとAndroidでは、登場した時期が違うのです。だから、Androidは来年あたりがブレイクではないかと言われるわけです。

いろいろ考えて、一つ考えついたことがあります。それは、サイズです。本体のサイズ。私にとって、iPhoneはなんとなく大きいような気がしていて、HT-03Aの小振りなところには、たしかに惹かれているのです。特に幅なのですが、実寸では6mm程度違います。たかが6mmですが、毎日のハンドリングのことを考えれば、されど6mmなのです。

ちょっと待ってくれよ!

ここまで読んで、あなたはきっとそう思うでしょう。
iPhoneとAndroidを比べると言いながら、その結論が、Androidを搭載した機種の一つに過ぎないHT-03Aに限定された話かよ!と。

そうですね。たしかに、話が矛盾しています。

しかし、考えてみてください。iPhoneのサイズが今後小さくなることはあるでしょうか?それは、Appleにしか決められないことです。今後、AppleがiPodファミリーのように色々なサイズのものを出すことになったら別ですが、しばらくはiPhone 3Gか、iPhone 3GSか、のような古いか新しいか、あとは搭載しているメモリの大小という基準でしか選択の余地はないでしょう。

一方、Androidはどうでしょうか。たしかに現時点で日本で発売されているAndroidはHT-03Aだけです。だから、iPhoneよりも選択の余地はないわけです。しかし、来年以降、続々とAndroidを搭載した機種が出てくるでしょう。メーカーによって、もっと小さなAndroidを作るかもしれませんし、大きなものも出てくるでしょう。お年寄り向けに「らくらくAndroid」が出てきたって良いのです。

つまり、Androidの魅力はオープンであること。これに尽きると思います。そして、私はケータイではN906iμなどの薄くて軽い機種を愛用してきたように、薄くて軽いAndroidを愛用することでしょう。

私が期待しているのは、AndroidがiPhoneをリプレースすることではなく、Androidがいわゆるケータイをリプレースしていくことなのです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。