この1ヶ月のこと

突然、ブログやTwitterの世界から消えて約1ヶ月が経ちました。
メインブログの「INOCCU」はメンテナンス画面に、始めたばかりだった「Relatus」は毎日更新していたのが途絶えました。
その間、私が何をしていたのか。「何をしていた」というより、今もそうなのですが、適応障害というやつで会社を長く休んで、家でぼーっとしていました。うつ病というわけでもないようなのですが、うつの症状が出ているわけです。
最近は少しは良くなってきたように思うのですが、8月上旬~中旬はとにかく何もする気が起きなくて、ずっと家で寝ていたような気がします。寝ていたというか、眠っているわけでもないので、横になっていたわけですね。で、夕方あたりになると、とりあえず酒でも飲むかという展開。まったくもって、酷い生活です。

なんでこういうことになったのか。そもそも、適応障害というのは、何に適応するのが障害になるのか。
トリガーを引いたのは転職したばかりの会社での仕事です。別に残業が酷かったわけでも、職場でいじめがあったわけでもありません。
ただ、これから自分がSEの仕事をやるのだと思ったときに、辟易としてしまったのです。
SEの仕事をやるつもりで、SEの仕事をやる会社に転職したのに、なんじゃそら・・・。
そう思うでしょう。自分もそう思います。
そもそもRelatusというブログを始めて、かなり長文の記事を毎日1本ずつ書いていたのは、いつかSEの仕事を辞めるための術でした。
自分のセルフブランディングをやりつつ、セルフブランディングやソーシャルCRMについて詳しくなろう。そして、ブログがアクセスを集めてその分野の第一人者とも言えるレベルになったら、SEをやめて別の仕事を始められるかもしれない。
そのようなことを考え始めた時点で、もうSEをやる気はないのです。
いや、夢と仕事は切り離して、仕事は仕事として割り切るべきだという考え方もあります。
ライフワークとライスワークは違うというやつです。
私もその考え方にはとりあえず同意するのですが、SEという仕事はなかなか割り切れない。残業、残業になりがちだし。そもそも私は転職したばかりなのだから、その最初のプロジェクトくらいは仕事に没頭して評価を得る必要があるわけです。だから、8月上旬のシチュエーションとしては、非常に割り切りづらい。
それなのに、Relatusというものがあった。
トリガーとしては、こんなところでしょうか。
では、もっと根本的なところは何があるのか。
それは、SEを続けるかやめるかという迷いは、今に始まったことではない。
このブログを振り返ると分かるのですが、4年くらい迷っている。
もう何ループ目か分かりませんが、転職しようと決めたときはSE続けるサイドであって、それが入社して2ヶ月も経たないうちにSEやめたいサイドに回った。で、SEやめたいサイドのまま、8月を迎えて、結局仕事に行けなくなった。
このループを繰り返すうちに「もう、どうして良いか分からない」状態に陥ってしまったというのが、正直なところです。
仮にこのままの状態で会社に戻ったら、同じことを繰り返すのは目に見えています。
すっぱり辞めるなら次を明確にして辞める。続けるならしっかり自分が納得した上で続ける。
そうしたいとは、思うのですが・・・。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。