ドコモでも全部入りAndroidが登場

auがIS03を出すのでドコモでも早晩出るだろうと思っていた全部入りAndroidが、やっぱり出ました。IS03が2010年11月発売予定、ドコモは2010年12月発売予定(SH-03C)なので、若干auの方が早いようですが、同じ冬春モデルとして出たことはドコモは良くやったと言えるのではないでしょうか。

さて、ドコモの全部入りAndroidは2機種。シャープの「Lynx 3D SH-03C」と、東芝の「REGZA Phone T-01C」。ドコモとauのAndroid冬春モデルを比較してみましょう。

機種 SH-03C IS03 T-01C IS04 IS05 IS06
製造元 シャープ シャープ 東芝 東芝 シャープ パンテック
キャリア ドコモ au ドコモ au au au
発売時期 2010/12 2010/11 2010/12~2011/1 来春 来春 2010/12
Androidバージョン 2.1 2.1 2.1 2.1 2.2 2.2
Felica
ワンセグ
GPS
無線LAN
Bluetooth
赤外線通信
カメラ 960万画素
CCD
957万画素
CCD
1220万画素
CMOS
1219万画素
CMOS
800万画素
CMOS
500万画素
CMOS
連続待受 約410時間 約200時間 約370時間 約300時間 検討中 約190時間
連続通話 約270分 約230分 約280分 約310分 検討中 約300分
液晶画面 3.8inch
480×800
3.5inch
640×960
4.0inch
480×854
4.0inch
480×854
3.4inch
480×854
3.7inch
480×800
寸法(mm) 123×62
x13.4
121×63
x12.6
126×62
x11.9
126×62
x12.2
112×55
x14
115.95
x59.4×11.2
重量(g) 140 138 149 149 132 109

全部入りと言えるのは、ドコモの2機種とauのIS03のみ。注意すべきは、東芝のREGZA Phoneがドコモとauの双方で出ているもののGPSを搭載しているのはドコモモデルのみという点です。

私はXPERIAでバッテリーの持ちの悪さと格闘した経験があるので、気になるのは連続待受/通話時間。これは明らかにドコモの方が良い数字が出ています。最初からバッテリーを2つ入れてきたHT-03Aや、バッテリーの持ちが指摘されていたXPERIAの反省が出ているのかもしれません。

並べてみてみると、ドコモのSH-03Cがヒットしそうですね。全部入りの上にサイズとバッテリーのバランスが取れています。あとは丸みを持ったデザインがどの程度受け入れられるかといえるでしょう。(これはIS03にも言えることですが。)

あとは私自身としてはドコモのFelicaモデルにどのようなアプリが乗ってくるかに注目しています。おそらくモバイルSuicaは乗るだろうと思います。あとは、ドコモ特有のiDが乗るかです。これが揃えば、私はSH-03Cを買うかもなー。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。