このブログを数日書いていなかったのですが、実は旅に出ておりました。
まず名古屋に行って、そこから京都に回って、さらに大阪に立ち寄って帰ってくるというジェットコースターコースで、考えてみれば去年の今頃も同じルートで旅をしたのですが。
これといって目的はなく、ただ旅をするという行為をするため、せいぜい気分転換といったところです。
旅の過程は、これまではこのブログに細々どこか名所に行くたびに書いたり、Twitterでつぶやいたりというのが定番だったのですが、今回はFacebookに書くということをしてみました。Twitterだと私の場合は600人くらいのフォロワーの方とか、そのフォロワーの方がリツイートしたことを見た方たちが何か言ってくれたりするのですが、Facebookだともっと少人数のTwitterより親しい人たちが相手になるので、Twitterよりはレスがある確率が高いのかなぁと思いました。
最も観光らしい観光をしたのは京都。二条城の前にある京都全日空ホテルに泊まり、錦市場やら四条や河原町などの繁華街をぶらぶら。京都と言えばお寺巡りというのが定番ですが、それはいままでに何度かやったので、今回はお休み。
四条大橋から見た鴨川。先斗町のすぐ近くで、納涼床も見えますね。これは京都から大阪に向かう直前に京阪の祇園四条駅の近くで撮影。
京阪は特急に乗ったのですが、2人掛けの転換式シートとロングシートの組合せの車両で、そのシートの出来が抜群でした。特急と言っても、東京でいうところの小田急の急行、京王の特急や準特急相当の種別で、いわゆる通勤車両だと思いますが、こんなにふかふかしたシート&高い背もたれで良いの?これは東京にも導入して欲しい!
京都全日空ホテルのスタンダードツイン。さすがは全日空ホテルブランドの風格がありますが、部屋は全体的にくたびれている感じがしないでもありません。フロントなどの女性スタッフは全員和装で、それはポイント高い。
朝食付のプランにしたので、日本料理「雲海」での和朝食が楽しめます。朝なのでさっぱりした料理ばかりですが、さすがの内容ですよね。この中で一番美味しかったのは漬物だったというのは公然の秘密。ま、京都ですしね。
錦市場で食べた鱧の照り焼きの串。立ち食い、歩き食いができるようになっています。この鱧を食べた店では、鱧の吸い物を小さな紙コップに入れて配っていました。たぶん、鱧を食べたのは人生初だと思う。
これも錦市場ですが、まぐろのヅケの串。こんなものまで!というか、まぐろのヅケというと京都というより江戸の味じゃないか?と思うのですが・・・。
大阪に回って、天神橋筋の商店街で食べた近江ちゃんぽん。滋賀のB級グルメだそうです。野菜たっぷり。長崎ちゃんぽんとの違いはスープです。長崎ちゃんぽんは豚骨と鶏ガラがベースのスープですが、近江ちゃんぽんは和風だしで、あっさりしています。半分食べたあたりで酢を入れて味を変えるのがオススメということでやってみたのですが、あっさりした味がさっぱりした味に変わってたしかに美味しかったです。
同じ天神橋筋の商店街にあったスーパー玉出。パチンコ屋じゃなくて食品スーパーです。よくネタになっているスーパー玉出が見られたので、それで満足。
関西の方に行った時の定番行事であるのが天満天神繁昌亭での落語見物。この日の夜席は「枝三郎六百席」。桂三枝さんの4番弟子の桂枝三郎さんが繁昌亭で600席の落語(落語では1つの口演を1席という)をやろうと企画しているものだそうで、ご本人曰く「(繁昌亭の)隙あらばやる」とのこと。
客入りはまぁ半分そこそこといったところでしたが、なんというかアットホームな感じでした。枝三郎さんのキャラなんだろうと思いますが、マクラの途中で10人くらいの団体さんが誰一人座っていなかった前3列の座席に入り込んできた時、「じゃあ、出直しましょか」と一旦袖に戻ってお囃子からやり直したあたりは特筆もの。それを咎める無粋なお客さんもいないし、良い雰囲気でした。
開口一番(というのが正しいのか分かりませんが)若手の桂三幸さんが「たぬさい」。ある博打打ちの男に命を救われた子狸が、その恩返しとしてさいころに化けるというお馴染みの噺です。
枝三郎さんの「茗荷宿」、「げほう頭」、「木乃伊取り」の3席は、さすがに600席やろういうだけあってかお馴染みでない噺ばかりだったと言えるでしょう。げほう頭に至っては桂米朝さんから教わったとのことですが、その米朝さんですら3回しか高座にかけたことがなく、枝三郎さんも今回が3回目という極めて珍しい噺でした。
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そんなわけで、旅に出ている間はブログの更新がストップしていましたが、これを機に復活しようと思います。