34歳になりました

今日は私の誕生日で、34歳になりました。ついに、30代も中盤です。

誕生日毎になにがしかの反省や決意を書いているのですが、今回ほど前向きなアクションを起こしている最中での誕生日はなかったように思います。
だいたいこの1年を反省して、次の1年に向けた決意を書いて、書いた次の日にだいたい忘れて、たまに思い出して懐かしむ・・・。だめじゃん!

しかし、34歳の私は違います!いま、まさに自分の会社を設立する過程の真っ最中にあるのですから。

正直言うと、こんなにも早く、会社を作ることになろうとは思ってもいませんでした。個人事業主としてフリーランスで活動し始めたのが今年からなのですから。
会社を作るのは早くても来年。もしかしたら、それも作ろう作ろうと思うだけで、結局作らないかもな・・・という思いもどこかにありました。

それでも会社を作ると宣言したのは、周囲の方からの「会社を作れ」という声だったように思います。
どこまでが本気でどこまでが冗談なのか・・・という思いもあったのですが(その多くが酒席だったので)、少なくとも「会社を作る」と宣言しても良いような空気というか雰囲気を作ってくれたのは事実で、私もそこに甘えて宣言したような印象もあります。

しかし、いざ「会社を作る」と宣言したら、周囲から受ける視線が変わったように思います。
それは、単純な営業電話のうざったさとかもあるのですが(笑)、そういうことだけでもなく、期待感と厳しさ、それは会社(そして社長)という存在に抱く感情の表裏だと思いますが、そういうものをちょっとした口ぶりとかから感じています。
「会社を作るのなら、あなたはもう一段ステージを上がりなさい」というような。
それはそれは身の引き締まる思いですが(心も体も)、そういうことを感じることができるのは、とても有り難いことで、素直に喜ぶべきことだと思います。
もちろん、喜ぶだけではなくて、その思いに応えていかねばならないとですが。

それから、昨日、親に電話をしました。今日が誕生日だということもあるし、Twitterとかで知ってはいるだろうけど、会社を作るとちゃんと伝えるために。
親の反応は期待と不安がないまぜになったようなものでしたが、それが本当のところだと思います。私の親などは古い人間でもあるし、自分で会社をやるとか言うより、大きな会社に入ると言った方が喜んでくれるかもしれない。
でも、「何も出来ないけど」と言いながら、ある形での援助を申し出てくれました。これは本当に自分としては予想外のことで、心の中で応援だけしていてくれればそれで良いと思っていたのですが、これは親というものの子に注ぐ力を感じました。親は偉大なり。

そんなわけで、毎年、今年は勝負とか言ってきたのですが、この34歳という歳は本当に勝負になります。

Artisan Edgeを作ったときの初心、これは実は33歳の誕生日に書いたことでもあるのですが、そこに立ち返って・・・。

“cutting edge” 先端のITを本当の価値に
“motivation engineering” 楽しく仕事を(これは自分自身もそうだし、みんながそうなれるようにすることを含む)
“move your heart” 心を動かすような成果を出す

この3つを突き詰めて、来月設立するアルティザンエッジ合同会社を軌道に乗せていける34歳にします。
皆さんの期待に感謝を。感謝だけでなく成果を!

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。