原宿で落語!ビクター二八落語会で瀧川鯉昇を見る

私は昨日、原宿にいたのであります。

人でたくさんの竹下通りを通り抜け・・・

辿り着いたのが、ここ。VACANT。
1階がカフェを併設した雑貨店、2階が四方が木板の壁になっているイベントスペースです。原宿らしい、なんとも小洒落たところであります。

そこに現れたのは・・・

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この人。瀧川鯉昇師。

昨日、VACANTで行われたのはビクター落語シリーズ「二八落語会」というやつで、その初回の昼席が瀧川鯉昇師だったのでありますな。
なんでも、ビクター(あのJVCの日本ビクターですね。というか、今はJVCケンウッドですか。)が新しい落語会をやるということで。
なぜ「二八」と言うかといえば、あのビクターの犬(His master’s voiceの・・・)の名前がニッパーだというので、その言葉遊びなのだそうです。

客席は100席くらいでしょうか。仮設の客席なので座り心地はあまり良くありませんが、雰囲気は良いです。(客席は前方が箱馬に布をかぶせて座布団を置いたもの、後方はチェアーのようでした。私は前方に座ったので、座り心地が良くないと感じたのかもしれない)

あと、会場としても初の落語会だったろうと思うのですが、ちょっとガサゴソと騒がしいのが難点。(鯉昇師も噺の中で「隣が騒がしい」と触れて、笑いを取っていました。)

開口一番の三遊亭歌むいさんは、元相撲取りで有名な三遊亭歌武蔵師のお弟子さんですね。

仲入り後の2席は、形としては40分を超える長講一席だったのですが、「粗忽の釘」をマクラと本編で15分くらいにまとめ(いわゆる寄席仕様)、高座を降りることなくそのまま次の話のマクラに移って「ねずみ」を演じるという形態。珍しいなと感じたのですが、こういうことは良くあるのでしょうか?

私の好きな噺家さんのうち、五本の指に入る鯉昇師の噺を生でたっぷり聞けて、満足しました。

ちなみに、この日の夜席は隅田川馬石師、次回6月28日は橘家文左衛門師、三遊亭兼好師、8月30日は春風亭一之輔師、入船亭扇辰師となっています。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。