WordPress 5.0がリリースされました。私のサイト(このサイトですが)はWordPressですが、新バージョンのお知らせが届いています。
普段のバージョンアップなら、躊躇なく進めてしまうのですが、今回は長年続いた4.xシリーズからのメジャーバージョンアップということで、そうもいきません。
最大のポイントはGutenberg
WordPress 5.0の最大のポイントは、Gutenbergといってよいででしょう。GutenbergとはWordPressのダッシュボードから投稿を行う際に使用するエディタの最新版で、登場以来、プラグインとして提供されていたのですが、WordPress 5.0からは標準になりました。
GutenbergはWordPressをブログシステムから汎用的なサイト構築システムに飛躍させるための最後のピースともいえるもので、投稿はテキストとHTMLタグから、Gutenbergの専用書式に変更となりました。ただ、専用書式といってもHTMLとして解釈可能なので、今までの投稿との互換性は一応維持されています。
Gutenbergで書いてみると、コンテンツをブロックの組み合わせとして表現していることがわかります。
コードエディタに切り替えてみると、HTMLタグとGutenberg専用書式の混在になっていることがわかります。
Classic Editorで以前のエディタに切り替える
ただ、WordPress 5.0にバージョンアップしたら必ずGutenbergを使わないといけないわけではありません。Classic Editorというプラグインをインストールすると、WordPress 5.0でも今までどおりのエディタを使うことができます。
ただ、Classic Editorプラグインは2021年までのサポート見込みとなっており、いつまでも使えるというわけではないので、いずれGutenbergに慣れていく必要はあるでしょう。
Snow MonkeyのGutenberg対応状況
ちなみに、このサイトで使用しているテーマ、Snow MonkeyではGutenbergへの対応が始まっています。具体的には、Snow Monkeyで提供されているコンポーネント機能がGutenbergでは使えないということらしく、Gutenbergのカスタムブロックとしてコンポーネント機能を実装した、Snow Monkey Blocksを提供するという方法がとられています。
このように、Gutenbergと相性の悪いテーマやプラグインが存在し、それぞれのテーマやプラグインごとに対応が待たれることになるため、当面はClassic Editorを使って問題を回避する必要性がありそうです。
まずは、Classic Editorを入れた状態でWordPress 5.0にバージョンアップし、VCCWのような開発環境でGutenbergを試しつつ、移行方法を練るといったことになるでしょう。