Windows 10にe-Taxソフトをインストールする方法(試行錯誤版)

新しいPC(といっても中古)を導入して、色々と環境設定をしているのですが(最近は環境設定ばかりやっている気がする)、Windowsなのでe-Tax環境を整えておこうと思います。

ただ、Windows版アプリとして提供されている「e-Taxソフト」はどうもうまくインストールが行かないことが多く、必ずどこかで引っかかるような気がする。最終的にはなんだかんだでうまくいくのですが…。

そこで、今までの知見から、失敗しないe-Taxソフトのインストールをまとめてみようと思ったのでした…。

まずは、ここから

e-Taxソフトについては、国税庁のこちらのサイトにダウンロードやらインストール方法やらがまとまっています。まずは、こちらをきちんとチェックしましょう。Internet Explorer 11か、Edge HTML版のMicrosoft Edgeでアクセスしましょう。(最新のMicrosoft Edgeは中身がChromiumなので普段は便利ですが、e-Taxには向きません。)

e-Taxソフトのダウンロードはこちらから。ダウンロードしても、すぐにインストールしちゃダメです。(大体、インストールウィザードの最後で引っかかって、ウィザードが終わらない。)

ルート証明書等のインストール

e-Taxサイトで説明されているように、まずはルート証明書・中間証明書インストーラから始めます。この辺はe-Taxのサイトでもステップごとに説明されているので良いですね。

信頼済みサイト及びポップアップブロックの許可サイトへの登録

次は、信頼済みサイト登録ツール。こちらもe-Taxサイトでの説明に沿って進めます。

Adobe Acrobatのインストール

これは流石に先に入っていると思います。私はAdobe Creative Cloudに契約しているのでAcrobat DCを入れますが、Acrobat Readerでも良いでしょう。

NFC Port Software (RC-S380)

e-Taxソフトを使って申請等を行う際は、大体電子署名が必要です。そのためには、マイナンバーカードなどを取得しておく必要があり、またSONYのRC-S380のようなNFCカードリーダーが必要になります。

そこで、そのためのドライバーをインストールし、NFCカードリーダーの動作確認をしておきましょう。これが環境しないとe-Taxソフトがインストールできないのか?というと微妙ですが、先に入れておいた方が無難です。

上記サイトからドライバーソフトウェアをダウンロードし、インストール。その後、Windowsを再起動します。
再起動後、NFCポート自己診断というアプリを立ち上げ、適当なNFCカード(SuicaやEdy、マイナンバーカードなど)を置いて動作確認します。

Java

e-Taxサイトでは説明がありませんが、Java環境は必須です。たしか、帳票を作ったりするときにJavaが動くんですよね。で、Java環境がないと、e-Taxソフトのインストールウィザードは多分終わりません。

上記サイトからJavaをダウンロードしたら、インストールします。

コマンドプロンプトを立ち上げてjava -versionを実行し、このようにバージョン番号が表示されればOKです。

JPKI利用者ソフトのインストール

順序的に必須かと言われると微妙ですが、どのみち必要なので、先に入れておいた方が無難でしょう。

こちらのサイトからダウンロードして、インストールします。

このJPKI利用者ソフトもウィザードが固まりがちなので注意。固まったら、タスクマネージャからインストールプログラムのプロセスを落として再起動し、再度チャレンジ。(JPKI利用者ソフトのインストールを一旦諦め、e-Taxソフトのインストールに失敗してから、再度JPKI利用者クライアントソフトをやると上手くいく説も…。もう、ぐちゃぐちゃ。)

JPKI利用者ソフトのインストールが終わったら、公的個人認証サービス>ICカードリーダライタ設定を起動して、カードリーダー(ここではSC-R380)をセットします。

次に、公的個人認証サービス>Java実行環境への登録を起動して、Java実行環境にJPKI利用者ソフトを登録します。

最後に公的個人認証サービス>JPKI利用者ソフトを起動して、自分のマイナンバーカードを参照できるか確認しましょう。(この辺の操作は必ず実機でやること。リモートデスクトップ経由では動きません。)

e-Taxソフトのインストール

ここまで色々やってきたのですが、いよいよe-Taxソフトのインストールです。
ただ、この記事を書き始めたときには、知見もたまったので完全版だ!と意気込んでいたのが、結局右往左往することになって、自信を失いました。

とにかくに、インストールウィザードは順調に進むのだけど、最後のこの画面で止まるのです。もう、見たくない…。

こうなった場合は、タスクマネージャからプロセスを落として、アンインストールも上手く行かないので、下記のディレクトリを削除します。

  • C:Program Files (x86)etax
  • C:Program Files (x86)InstallShield Installation Information{1ECF5EFF-BCDE-484C-A0A8-E4A86FEA3B59}
  • C:ProgramDataMicrosoftWindowsStart MenuProgramse-Taxソフト

で、再起動して再びインストールを試みて…ということを繰り返すこと数度、結局、web_ntasetup.exeの互換設定を下記のようにすることでインストールが成功しました。

ただ、この設定は自信ないんですよね。たまたま上手くいったというだけで。でも、同じようにやって、互換モードがWindows 8だとやっぱりダメだったりしたのです。

ということで、どこまでお役に立つかわからない記事になってしまいましたが、試行錯誤の記録ということでご参考まで。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。株式会社ビビンコ代表取締役。コールセンターへのAI導入プロジェクトに参画したことをきっかけに、AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。株式会社ビビンコでは、IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。