AI・人工知能 EXPOに行ってきました

10月26日〜28日まで幕張メッセで行われたAI・人工知能EXPOに行ってきました。
同時開催のIT Week 秋と、NexTech Weekで、他にもいろいろ見たのですが、足は棒です・・・。

主にチャットボットを中心に見ましたが、合わせてオーダーメイドでAIモデルを作ってくれるサービスを提供している企業の話も興味深く聞けました。
AIモデルを作るのは、だいたいどこの企業も、どんなAIを作るのかのコンサルティング(アセスメント)をやって、PoCが出来る程度のデータを集めて、モデルを作ってみて精度を評価し・・・という流れ。データ収集からモデル作成のあたりは精度を高めるために何度か繰り返す必要があります。

そのようなお仕事は弊社でもさせていただいています。

何社かからお話を伺って、驚いたのは予算感の違いです。
ある会社はPoCを一回しするのに2,000万円!リリースまでの総額はざっくり1億円みたいな話でした。たしかに、導入事例で紹介されているのも大手企業だったのですが、本当にそんなに必要なのか?

他の会社は、200万円くらいですかね・・・というお話で、1桁違うのですが、こちらは納得感があります。
AIエンジニアの人月単価を考えると、ざっとそんな感じかなと。

他にも、AI開発を得意としているオフショア企業もあり、そちらはPoCは無料とのこと。それでどの程度までやってくれるのかを聞いたのですが、一生懸命日本語を喋ってくれている感じだったので、あまり深くは聞けませんでした。
ただ、コストメリットはあると思いますし、技術力はありそうだったので、日本でデータを集めて、オフショアでAIモデルを作ってもらうというのは有りかなと思います。

他にも、今後のAI研修のネタとして使えそうなツールも見つけたりしたので、なかなか収穫のある展示会だったかと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。