Minisforum MS-01を導入(Nvidia RTX A1000も)

MinisforumのミニPCは度々入手して、いろいろと使っています。最近はちょっと離れていたのですが、3月に弊社のGen2Goを出展する展示会「営業・マーケDXPO 大阪’25」があり、そこでどのような展示をしようかと考える中で、ひとまずNvidiaのGPUカードが入るミニPCがあれば、何か作れないかなと思って、ちょっと順序が逆なにはするのですが、MS-01を入手しました。

いままでノーマークだったのですが、いろいろ調べてみると、NvidiaのGPUを内蔵しているミニPCはなかなか見つからないものの、ボードを挿せそうなミニPCとして、やはりMinisforumのMS-01が見つかった次第。発売から1年ほど経っており、ベアボーンなら10万円を切る消耗品費として処理できるお値段。

Core Ultraとまでは行きませんが、13世代のノートPC向けi9である、Core i9-13900Hを搭載。14コア20スレッドで最大5.40GHzで動作します。右下のクッション生地のようなところにCPUが隠されている様子。

左側がGPUカードを挿せるPCIEx16スロット。但し、ロープロファイルで厚さが1スロット分のものに限定されます。NvidiaのRTX A1000が搭載可能とのことで、後で挿します。

メモリは32GBを2枚入れて、本機Maxの64GBにしました。ちなみにDDR5 SODIMM対応なので、既に持っていたDDR4ではダメでした。

メモリはCPUの横(写真では上側)に付いているファンを外して、その下にセットします。

本体を裏返すとSSDを最大3枚挿せるM.2 2280 or 22100スロットがあります。左側の1スロットはPCIe Gen4かU.2のどちらかに対応、右側の2スロットはPCIe Gen3に対応と、使えるSSDの仕様が違うので要注意。

裏側にある大きなファンを外すと、ストレージ用のスロットが見えます。

今回はGen4側にLexerの4TBを入れてメイン使いのWindows 11 Pro、Gen3側の1つのスロットにSillicon Powerの1TBを入れてUbuntu 22.04 LTSを入れるという構成にしました。

そして、GPUカードを挿します。Nvidia RTX A1000で、メモリは8GBです。スペック的にはそこそこですが、このサイズで収まるだけでありがたい。(Stability Matrixを使用したちょっとした画像生成や、LM Studioを使ったDeepSeek R1での言語生成は可能でした。)

いざとなれば、USB-4ポートがThunderbolt対応なので外付けGPU Boxを使うという選択肢もあるようです。

サイズ感はこんな感じ。左側がMS-01、右側がMinisforumの普通のミニPCです。だいたいMac miniくらいのサイズと思ってもらえれば良いかと。

ということで、OSとGPUのデバイスドライバの導入までは終わったので、展示物作りを本格化しなければ。。。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AIに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」を開発し、北九州発!新商品創出事業の認定を受ける。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。