コンピュータが好きという人はコンピュータ自体に興味がある

というタイトルはあまりに当たり前なんですけど。

何が言いたいかというと、コンピュータが好きで、プログラミングも好きで、サーバ構築も好きで・・・という人がいます。(まぁ、私です。)
そういう人は、何か考え事をしようとか、漠然と未来のことを考えようとか思っても、目の前にMacがあって、まぁまぁ涼しい場所にいて、アイスコーヒーとか飲んでいると(まぁ、今の私のことですが)、なにげにApacheとMySQLが起動していたりして、おもむろにWordPressをインストールして、新しいテーマを作り始めようと手が動き始めたりするのです。(まぁ、私が無意識に今やっていたことです。)

そのちょっと前には、そういえばParallels Desktopのサブスクリプション契約があると、Parallels Accessというのが使えるんだったな。インストールしてみよう・・・と、インストール作業をするし、そういえばGCPで無料で使えるサーバの枠がほったらかしだったなあ、暇だから新しいサーバでも立ち上げてみるか・・・みたいなことを考えて、やっぱり、GCPのコンソールにログインして、とりあえず使っていないサーバを削除してみたりするのです。(まぁ、これも無意識にやっていたことです。)

いま、伊勢佐木町のカフェにいて、こんなことをしていて、端から見ると、あぁ仕事しているんだな・・・と思われるかもしれませんが、仕事なんざぁ、これっぽっちもやっていないのです。ただ、無意識に手が動いているだけのことで。

でも、こういうことを仕事としてやって欲しいという人が現れることもあって、そういう場合はありがたくお仕事として手を動かします。言ってみれば、ここ10年くらい(下手したら社会人になってから20年)、そうやってお金を稼いで、ご飯を食べているような気すらします。

まぁ、趣味の延長線上でご飯が食べられてHappyですね!と言われたら、たしかにそうですね、と。
そうやっていままでやって来て、やって来られたから、逆に大上段から仕事とは・・・とか、ビジネスとは・・・ということを考えるのがあまり得意じゃないのかもしれません。だから、会社を2つ作ってもどっちもフリーランスに毛が生えたくらいなんだろうな。

ちなみに、この文章も、ここ2か月くらいブログを毎日書いているから、習慣的に今日も書かなきゃという思いはあったのですが、やっぱり無意識に書き始めたことで。たぶん、プログラミングと文章書きは無意識にできるのでしょう。私という人は・・・。

若かりし頃、自分の仕事について思い悩んだことがあって、コンピュータって何だろう・・・とか、もの凄く根本的なことを考えた時期がありました。

だけど、今から考えると、その時読むべきだったのは「ワークステーション原典」とか「知識増大ワークショップ」じゃないんだよな。これって、個人の能力をコンピュータを使ってエンパワーしようという趣旨のもので、どちらかというとパーソナルなコンピュータの用途なんです。当時のお仕事の内容だったら、もっと経営情報システムの本にあたるべきだった。
学生時代から、当時のアスキー的な「コンピュータ、スゲー」、「秋葉原では気になったら買え!」みたいなノリが好きだったから、その延長線上なんだろうなと。結局、コンピュータが生み出す何かじゃなくて、コンピュータ自体が好きなんだろうね。

本当は、これから地元にUターンして、どういうビジネスを展開していこうか!とか、考えたかったのですが、無意識に手が動くうちに、そんなことを思ったりして。でも、それが真相なんじゃないかな・・・という気もして、その延長線上でこれからもやっていくにはどうしたらいいのかなと。そういうことを考えた方が、自分にとっては理にかなったことなのではないかと思い至ったりしています。(ホントかな?)

以上、雑談的文章をもって、今日のブログに代えさせていただきます。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。