昨日は、博多駅の隣にある博多バスターミナル会議室で行われた「IT経営カンファレンス 2022 in 九州」に参加しました。
今年は熊本県ITコーディネータ協会が主幹事で、宮崎ITコーディネータ協議会、福岡のIT経営コンサルティング九州の共催で行われる、九州では最大規模のITコーディネータのイベントだと思います。
カリキュラムはこちら。熊本→宮崎→福岡とZoomでつなぎつつ、リアル開催とのハイブリッドです。
それぞれ、実のある講演内容で、今後の活動に活かせそうなものばかりでした。
その中でも、福岡運輸さんの事例紹介は、創業者のイノベーティブな理念を引き継ぎつつDXに粘り強く挑戦する素晴らしい取り組みと講演でした。
手書きFAXの発注書をいかにAI-OCRで読み取りつつ人間との協働を実現していくか、それを2年以上かけて効果を発揮するところまで育てながら、次のステップとしてWeb受注への移行に取り組むという順序は、非常に参考になります。先にAIで次にWebというのは技術進歩としては逆のように感じますが、手書きFAXをWeb受注化していく流れの中で、その移行ステップとしてAI-OCRで手書きFAXからの受注データ取り込みを効率化するのは非常に理にかなったものです。技術進歩に従うのではなく、業務改革のプロセスの中で適した技術を活用するというのが本筋です。
福岡市の補助金も活用しながら、着実にステップアップしているのも見事で、伴走支援をされたIT経営コンサルティング九州の皆さんの活動も効果的なものだったのではないかと思います。
カンファレンスを運営された3組織の皆さま、登壇者の皆さま、ありがとうございました!