学研のひみつシリーズをご存じだろうか。主に科学系のテーマを子どもにもわかりやすく、まんがで説明した児童書のシリーズだ。
私はいま30歳だが、小学生の頃に学校の図書館や市立の図書館で借りだしてはよく読んでいた。時折は買って読むこともあった。
具体的には、「電気のひみつ」とか「単位・記号のひみつ」とか。あれ?もっと他にも読んだ気がするのだが、あまり覚えてないかも・・・。でも、私の知識の20%くらいは、ひみつシリーズの賜物だと思いますよ。えぇ。
いきなりそんなことを言い始めたのは、ひみつシリーズが無料で読めるサイトを見つけたから。
出版元である学研のサイトで、「段ボールのひみつ」と「野菜と花 タネのひみつ」の2種類が読めるようになっている。
ただ、私が子どもの頃に読んだものではなく、学研が協賛企業からの取材協力や資金協力を受けて制作し、全国の小学校や図書館に無償配布している(Wikipediaによる)シリーズで、2001年から刊行が始まったものだから、まんがのテイストが新しい。さすがに萌え系ではないが、最近の絵柄だなと思う。
ちなみに、私が子どもの頃のテイストは、@niftyのデイリーポータルZで、ヨシダプロが紹介していた。
@nifty:デイリーポータルZ:秘密なヤツらをリアルイラスト化!
なんと、私が読んだ記憶のある「単位・記号のひみつ」もあった!
学研のひみつシリーズの他にも、ケイブンシャの大百科シリーズとか、そういう本が大好きな子どもだった私は、今では暇さえあればWikipediaを見ている(というまで中毒ではないが)ので、大人になっても趣味趣向はそう変わらないのかも。
最近の子どもは、こういう本は読むのだろうか?ネットで調べちゃった方が速いし詳しいような気もするが、そもそも、そのテーマに興味を持たなければ、ネットを調べたりしない。図書館にひみつシリーズが置いてあって、なにげに手に取るようなことがあれば、それが興味の持ち始めになることもあるだろう。とりあえず、子どもが気軽に手に取れるところに、ひみつシリーズを置いておいて欲しいものだ。