25分ルールを総括する・特別編

(このエントリーは、1997年12月26日に書いた文章を、2016年7月に復刻したものです。)
(このエントリーは、1997年12月26日に書いた文章を、2016年7月に復刻したものです。)

25分ルールに関するこのコラムを書き終えたわずか数日後、新しいニュースが入ってきた。JVAがFIVB案に反対して、代替案を提出するというのだ。
既にニュースとしてV-STATIONに掲載しているので、参照する。

JVAは25日、大阪市内で理事会を開き、FIVBが提案している25分ルールに反対することを決めた。反対の理由は、(1)セットの途中で得点ルールが変わるため分かり難い、(2)終盤の盛り上がりに欠ける、(3)ある程度得点が離れると逆転が難しいことを挙げている。
一方、代替案をFIVBに提案する予定だ。その代替案とは、試合を3セットごとの前後半に分け、各セットは15点のラリーポイント制で行うというもの。前後半を取り合って1−1になったときは、さらに1セット行って勝敗を決める。この案を採用した場合、7セットまでもつれこんでも1時間30分程度で試合が終わるという。

1997/12/26 0:01

反対の理由は巷の評判を捉えていると思う。不評といわれる理由は、ほぼその通りだ。
代替のJVA案はどうだろうか。もっとも画期的なのは、すべてのセットをラリーポイント制にすることだろう。今までのような「サーブ権を取って…」とか、「サイドアウトを取って粘ろう」なんてことは出来ない。点はあっという間に10点、15点と入っていくのだ。
試合全体の流れも変わる。前半・後半に分かれ、それぞれに3セットごとの小セット(?)がある。その小セットを取り合って…。話がややこしくなるので、サンプルを作ってみた。

日  本 1 2−1 1 韓  国   ←前半
(15−10)
(9−15)
(15−2)
1−2          ←後半
(5−15)
(15−0)
(13−15)
最終     15−6          ←前後半を取り合ったのでもう1セット

おそらく、こんな感じになる。とてつもなく長くなってしまうわけだが、試合がもつれると、最大で7セットもやってしまうのだから仕方ない。JVAの説明では7セットやっても、1時間30分程度で勝負がつく。1セットあたり12〜13分の計算だ。最短では4セットで48分。なんと1時間以内に試合が終わってしまうこともある。
とまあ、いかにも来年から実施するような書き方になってしまったが、あくまでFIVB案に対するJVAの代替案だ。
JVAでは来年の総会に提案する予定で、可決されれば1999年1月から国際大会でテストされることになる。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア/ブロガー。
井上研一事務所代表、株式会社ビビンコ代表取締役、一般社団法人ITC-Pro東京理事。
北九州市出身、横浜市在住。 AIやIoTに強いITコーディネータとして活動中。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。セミナーや研修講師での登壇も多数。

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