V-STATIONのアクセスはどうなっているのか

(このエントリーは、1998年2月4日に書いた文章を、2016年7月に復刻したものです。)
(このエントリーは、1998年2月4日に書いた文章を、2016年7月に復刻したものです。)

V-STATIONのデザインが現在のものになって、はや4ヶ月。昨年の11月から現在のデザインになり、実はその時からアクセスカウンタが無くなっています。アクセスカウンタは、そのページにどの程度の読者がいるのかを表す、最も簡単なシステムです。V-STATIONでも、アクセスが1万件を超した、2万件を超したと騒いでいました。大抵の場合、それはウェブ管理者の自己満足に過ぎないものでしょう。

個人ベースのウェブにはほとんどアクセスカウンタがついていて、これは管理者のやる気を起こすのに不可欠なことがが理由に挙げられます。しかしV-STATIONにはアクセスカウンタはありません。なぜなら、デザイン上の問題で仕方がなかったこともありますが、何よりレンタルサーバーの会社であるDigitalBuilding社から、毎週アクセスログが届けられるためカウンタが必要ないのです。

「V-STATIONのアクセスはどうなっているのか?」増えているのか減っているのか。昨今のバレーボールの人気低迷は頭の痛いところですが、V-STATIONのアクセスに影響はあるのか?読者の皆さん、興味はないですか?関係ないと言われればそれまでですが、特に他のサイトの管理者の方には興味深いものだと思うんですけどね…。アクセスログをもとにグラフを作ってみました。

左の図が97年11月23日に届けられたアクセスログ(11月16日から1週間分のログ)以降のものをまとめたグラフです。ファイルサイズを小さくしたので、クオリティはあまり良くないのですが、そこは我慢してもらうとして、グラフの見方を説明しましょう。
まず赤い棒グラフはトップページへのアクセス回数で、数値軸は左です。青の線グラフはV-STATION全体のヒット数(HTML以外にも、画像ファイルなどへのアクセスを含む数)を示し、数値軸は右です。

まず1月4日の週が大きく落ち込んでいます。トップページのアクセスが423ですから、1日あたり60前後になります。年末年始はアクセスが少ないようです。V-STATIONは以前から、会社の昼休みとか大学からのアクセスが多いですから当然の結果でしょう。
アクセスが多い方に目をむけると、12月14日と1月25日の週が目立ちます。それぞれVリーグ開幕、ダイエー休部のトピックがあった週で、アクセス増加もうなずけるところです。特にダイエー休部の週は、グラフに含まれている期間では最大ですし、現在の状態(バレーボール人気、V-STATIONのクオリティ双方)では、この辺が最大レベルだと思います。

最近はとりわけ暗いニュースが多く、その象徴でもあるダイエー休部が皮肉にも最大のアクセスを記録しました。一方で、Vリーグ開幕も大きな興味を持たれていた(アクセスも多かった)のは救いといえるでしょう。今後もアクセス数を読者(大きく言えばバレーボールファン)の興味の尺度を示す一つの材料として参考にしてページに反映する予定です。また、読者の皆さんにも面白いデータの一つとして見ていただけるようなら、今回のようなグラフを公開したいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。