LAMP・・・職業がSEとかなら、ご存知かと思いますが、Linux+Apache+MySQL+PHPのことで、お手軽系Webシステムのデファクトスタンダードな組み合わせです。
リナザウはLinuxだから、LはOK。残るAMPも、揃ってしまうのが凄いところです。スペックを考えなければ、世の中で動いているWebシステムのうち、それなりの数は同一の環境で動いているのです。
では、早速・・・。
上記リンクのMySQLはバージョンが3.22.32で、かなり古いものです。これについては別に書きますが、日本語対応もそれなりです。トランザクションとかもダメです。でも、それなりに使えるので良いでしょう。
Apacheとmod_phpは、LinuZau ToolBoxからダウンロードできます。PHP同梱のApacheが公開されているサイトもありますが、LinuZau ToolBoxの方はDSO対応でビルドされたApacheと、mod_phpが別パッケージ。DSO対応でビルドされているあたり、非常にノーマルな感じがするので、こちらを使っています。
mod_phpは、PHP4とPHP5の両方が提供されていますが、PHP4をチョイスしました。PHP4はMySQLにすぐに接続できますが、PHP5はMySQLがデフォルトで対応されなくなってしまったので、せっかくインストールしたMySQLをPHPから使うのは大変です。
Apacheも1.3.33なので、全体的に古いバージョンで揃ったことになってしまいます。その分、枯れているし、軽いだろうし、最新のバージョンとも基本は同じなので、良しとしましょう。
MySQLをインストールするにあたっては、通常のipkファイルのインストールをやった後で、/var/lib/mysqlディレクトリ配下のすべてのオーナーをdaemonにします。これをやっておかないと、うまく動きません!あとは、
sudo /etc/rc.d/init.d/mysql start
で起動できます。
Apacheの方は、ipkファイルのインストール後、
sudo /home/www/bin/apachectl start
で起動できます。簡単です。ただ、デフォルトのhttpd.confでは、8080ポートで指定されているので注意です。
PHPを動かすためには、httpd.confで、
LoadModule php4_module libexec/libphp4.so
を指定(ついでにポートを80にしましょう)し、mime.typesに、
application/x-httpd-php php php4
application/x-httpd-php-source phps
を追加します。
ここまで出来れば、それぞれを/etc/rc.d/rc5.dにシンボリックリンクを作って自動起動させます。