リナザウを外から操作できるようにする

家にいるならリナザウの小さな画面とキーボードに向かうより、PCの大きな画面とキーボードに向かうべきです。

ということで、まずはtelnetサーバを立ち上げます。
telnetサーバを立ち上げるといっても実に簡単。/etc/inetd.confのtelnetサーバ記述部のコメントを消すだけ。あとはinetdを再起動すればOKです。(ただ、セキュリティ設定をしていないので要注意。あとでやります。)

これだけでPCからtelnetでリナザウに入れるようになるのですが、いくつか使い勝手向上の方法を取ります。
1つはシェルをzshに切り替えること。これは、/etc/passwdを書き換えれば済みます。(危険なファイルなので要注意!)
あとは、~/.zshrcにパスを設定します。リナザウでターミナル操作している時は、/home/QtPalmtop/qpe.shに書いてあるパスで動いているので、このパス設定と同じものを~/.zshrcに書いてやればOK。これで、リナザウで直接操作しても、telnetで操作しても同じ環境で使えます。

あとは、Qt環境を外から使うために、VNCサーバを導入すれば完璧ですが、これは次のネタにしましょう。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。