リナザウを外から操作できるようにする その2

昨日のtelnetに引き続き、今日はVNCサーバを入れてQt環境を母艦からリモート操作できるようにします。telnetでリナザウを操作しているときも、ちょっとQt環境を操作したいときがあるものです。そういう時に、意外と便利なものです。

VNC server for SL-C700 ver 0.4

動作にはzlibが必要ですが、昨日入れたarmutilsに入っているので、それでOKです。
早速、ipkファイルをインストールして、メニューから「VNC Server start」をクリックします。あらかじめ、VGAに最適化のチェックを外しておきます。そうしないと、QVGAモードでVNCクライアントが立ち上がり、砂嵐が表示されてしまいます。また、インストール後は必ず再起動が必要のようです。再起動しないと、母艦のVNCクライアントで表示できますが、操作が出来ません。

リナザウを外から操作できるようにする その2
あとは、母艦のVNCクライアントでリナザウにアクセスすると、母艦のデスクトップに、見慣れたリナザウの画面が現れます!表示速度はワンテンポ遅れたくらいになりますが、十分、操作は可能です。

ただ、VNC Serverを入れた後から、起動時にWarningが出るようになったような気が・・・。あくまでWarningで、これといった問題は発見されませんが・・・。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。