Kino2とmplayer

SL-C860には、デフォルトでMP3が再生できるMusic Playerと、MPEG4が再生できるMovie Playerがインストールされていますが、もっと他のファイル形式も再生したい場合は、Kino2とmplayerの組み合わせがオススメ。

Kino2 0.3

Kino2は、コマンドラインの再生ソフトであるmplayerと、そのGUIフロントエンドであるKino2の組み合わせで配布されています。ただ、Kino2 0.2は問題ないのですが、Kino2 0.3はフロントエンド自体の操作性は多少向上したものの、同梱されているmplayerがリナザウではうまく動きません。(自分も含めて、どうも動かないという報告ばかりが上がっています。)
そこで、別に配布されている最新のmplayerをインストールして、置き換えたいと思います。

Zaurus/mplayer-w100 (atty.jp)

それぞれをインストールして、置き換えの方法はりなざうテクノウの掲示板で紹介されている方法を使います。

Kino2とmplayer
分かりづらいのですが、こんな感じ(↑)でMPEG1ファイルがフルスクリーン再生されます。

ところで、mplayerはWMAの再生機能を持っています。ただ、今のところ、リナザウでは実用的に使えません。音はなりますが、途切れ途切れすぎて、音楽になってません。残念。

mplayer -ac ffwmav2 再生したいファイル名

↑のコマンドで残念な再生が聞けます・・・。
WMAが不満なく再生できれば、MP3の半分のサイズになるのでSDカードに入れておく曲数が倍に出来るのですが・・・。標準でWMAがサポートされているSL-C3000が少しうらやましい。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。