NucleusのXML-RPCに関する諸々

どうも。私は、XML-RPC使いまくりのDmBloggerを作っております。
って、何をいまさら・・・なわけですが、そういうことをやっている都合上、NucleusのXML-RPCの出来について、ちょっと思うところがあるのです。

簡単に、一言でいうと、出来が悪いのではないかと。

おそらく、UTF-8版を使って、改行を<br>に変換するモードを使わなければ、問題ないのではないかと思いますが、運悪く?dm。はEUC-JP版を使って、改行を<br>にするモードなのです。

具体的に何が問題かというと・・・

  • XML-RPCのインプット、アウトプットともにEUC-JPで動こうとする。XML-RPCではUTF-8を使うべきなのに、それが考慮されていない。よって、UTF-8でXML-RPCしようとするDmBloggerは使えない。
  • mt.setPostCategoriesやmt.publishPostを使うと、改行を変換した<br>がひたすら増殖する。これは、どちらのXML-RPCメソッドも、DBに入っている<br>変換後の値を取り出し、_edititem関数を経由してITEM::update関数の引数にする。このITEM::update関数は改行を<br>に変換する処理を行うので、<br>が増殖してしまう。

特に気になるのは、この2つです。

dm。では、この辺の問題を解決した自家版を使っているので大丈夫ですが・・・。
これ、Nucleusのオフィシャルにレポートか提供をしてみようかな。
Nucleus自体は出来の良いCMSで、使い続ける予定だし。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。