最近のJBOSSはTomcatが標準で同梱されている。
インストールは非常に簡単で、解凍するのみ。
起動は、bin/run.bat。そこで、-cオプションを付けて、起動するモードを変更することができる。ここでモードと言っているのは、serverディレクトリにある、all、default、minimalといったディレクトリに対応していて、-c minimalとすればminimalモードで起動する。-cオプションを付けなければ、defaultモード。
JBOSSはマイクロカーネルの集合体として構成されていて、このモード毎に使用するマイクロカーネルを増減させることが出来る。よって、minimalだと非常に軽い状態になる(そのかわりに、Tomcatも入っていない)。
データソースを追加するためには、docs/examples/jcaにある-ds.xmlをサンプルとして用い、server//deployに置くだけで良い。JBOSSは自動ディプロイ機能が優れているので、それだけ。
JBOSSのJNDIはポート1099。client/jbossall-client.jarをクラスパスに通す。jndi.propertiesは、こんな感じ。
java.naming.factory.initial=org.jnp.interfaces.NamingContextFactory
java.naming.factory.url.pkgs=org.jboss.naming:org.jnp.interfaces
java.naming.provider.url=jnp://localhost:1099
ところで、DataSourceについては、同一VMでなければJNDIで検索できない。(WebSphereでもひょっとすると似たような感じ・・・少なくとも運用面では・・・であって、DataSourceを公開しないのは一般的なことなのかもしれないと思った。)