「話は後ほど」と書いたので、その後ほど。
まず、大島に渡る前に行った宗像大社。
宗像大社は海上交通の安全の神といわれ、正確には九州本島にある辺津宮、大島にある中津宮、沖ノ島にある沖津宮の三宮からなる。
一般的に宗像大社というと、辺津宮を指し、この写真も辺津宮。
沖津宮のある沖ノ島は島全体が神体であり、現在でも女人禁制、男性も禊が必要。無人島である。よって、普通は大島にある中津宮までしか参詣することが出来ない。
ところで、宗像大社ではおみくじをひいた。
dm。でも触れているように、ここのところずっと大吉しかひいていなかったのだが、宗像大社ではついに小吉が出て、大吉記録は途絶えた。
それにしても、このおみくじの裏面に書いてある「神の教」が、実に印象的なものだった。
曰く、「御飯たべたり、着物をきたり、勝手いうのが能じゃない。御互は御飯食べる為めに生れて来たのでも、着物きるために生きて居るのでもない。神様から世界作り固めの御役目をうめて、此地上に高天原の、住みよい、明るい、平和な世界を作り上げる為めに、生れて来たのである。此信仰をもって一生を働き続けましょう」だそうである。
ここ3ヶ月ほど無職なわけだが、そろそろ働けと神様に言われたようだ。
大島に渡って、フェリーターミナルのほど近くに、御嶽宮への入り口がある。左の看板にあるように、御嶽宮まで800m。
気軽な気持ちで、登り始めたのだが…。
ところで、御嶽宮とは、宗像大社三宮の中津宮の奥宮。
延々とこの調子の山道を登っていく。頂上まで30分とかからないが、急勾配を登って行かねばならないこと、必ずしも階段になっているわけではないこと、階段があっても落ち葉が掃かれているわけではないので滑りやすいこと、などが相まって、大変なのだ。
そもそも、登山する気があって、大島に来たわけではないし…。
それども、何とか登りきったのが、本文の写真。
頂上には展望台がある。