人生いろいろ?その2

15:43。前の方に座っていた私は、さっさと握手を終えて、共産党の講演会が終わった日本青年館前の駐車場に。
屋台で牛串を売っていたので、何となく食べたくなって注文。
もう、屋台は店じまいの風情で、一仕事終えたという感じの屋台のオジさんに、「あれ?」と日本青年館を指さして聞かれたので、「そう」と答えると、「誰のコンサート?」「℃-ute」「℃-ute?…」「モーニング娘。の妹分みたいなやつです」という、おなじみの会話。
「人が多くて良かったんじゃないですか?」と聞いてみると、「そうなんだけど、おじいちゃん、おばあちゃんばかりでねぇ…」という回答。さすがに、共産党の講演会を見に来たおじいちゃん、おばあちゃんには牛串はヘビーすぎた。

何か飲み物も欲しいなと、やはり店じまい中の隣で飲み物と焼きそばを売っていたと思われる屋台に、「もう、終わりました?」と聞くと、「いいですよ」とのことで、ウーロン茶を注文。もう、すっかり片付けた箱の中から、できるだけ冷たいものを探してくれましたが、ぜんぜん温かったぜ。でも、探してくれたのは嬉しいよ…。
7~8歳くらい?の姉妹が店の手伝いをしていたので、ウーロン茶を待っている間に、「おてつだい?」と聞くと、「うん」。偉い偉い。

牛串を左手、ウーロン茶を右手に持った私は、ちょっと座れそうなところを探して、おじいちゃんとおばあちゃんの隣に腰を下ろしました。
おばあちゃんが声をかけて来ました。
「もう、終わりましたか?」
「はい」
「期待してるからね」
…、期待してるからね?何を?ん~。もしや、講演会終わりの共産党員と思われたか?それは構わないんだけど、実際は、その10分前には℃-uteと握手して、その前には「まっさらブルージーンズ」で腕を振り上げて腰降ってたのね…。
で、「おつまみにどうぞ」と、ピーナッツをくれました。

そして、↑みたいな文章をZaurusに向かって考えている今、私はサザビーのビルに入ったスタバにいます。おなじみ?のキャラメルマキアート。
今度はまた洒落たところで、まさか私のトートバッグに℃-uteのイベントVやらシングルVやら生写真セットが入っているとは思うまい…。ついさっきまで、場末感漂う牛串を食べ、共産党員と思われていたとは思うまい…。

そんな16:18。何がってわけじゃないけど、面白い昼下がりなのです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。