ウェブサイトの横幅が1000px時代に突入する

ここ最近は800pxをあまり意識していないと思われるウェブサイトが多く登場してきた。mixi、AllAboutJapan、朝日/読売などは1000pxで最適化されている。ウェブサイトの横幅が1000px時代に突入しようとしているのだ。

昨日の記事で2カラムと3カラムの話を書いたのだが、早速、このような記事を見つけた。
digitalmorningは当初から780pxを標準として作成してきたし、今回の新digitalmorningもそうだ。
Bloggerで使っていたテンプレートはリキッドの2カラムで、XGAフルスクリーンでFirefoxを開いている私の場合、かなり広々とした印象がある。そこから、旧digitalmorningの780px、3カラムに戻ると、圧倒的に狭いという印象を持ってしまうのだ。
しかし、1000pxが標準になってくると、話は変わってくる。

実際に記事を配置するスペースは、あまりに横幅が広くなると読みづらくなる。だから、画面の横幅一杯に記事を配置することはあり得ない。そうなると、サイドバーの存在がクローズアップされる。そもそも、色々なブログパーツを貼ったりすると、サイドバーに置ける情報量が物足りなくなってくるから、3カラムでサイドバーを2つ置く必要性はある。

1000pxあれば、3カラムで、ちょうど記事の横幅がちょうど良い感じになりそうだ。
ところで、3カラムというと、旧digitalmorningで採用していたように、左右にサイドバーを配置し、中央に記事を置くというスタイルが一般的と思われる。

しかし、WordPressのテンプレートがいろいろ置いてあるサイトを見たりすると、左に記事が来て、右に2つサイドバーといったテンプレートも見かけた。また、カレンダーのように横幅を取るパーツは2つのサイドバーを貫くというデザインも考えられる。3カラムはなかなか奥深い。
今のところ、新digitalmorningのデザインはシンプル一辺倒だ。なにしろ、画像が1つも使われていない。WordPressのテンプレート作りの勉強用と思って、書籍のサンプルをいちいち手打ちしたのだ。(画像に関しては、Web 2.0 Logo Creatorを使って作ったロゴ画像を1つ置いてみました。いずれ変わるでしょうが。)

2カラムのままで行くのか、1000px標準で3カラムにするか。考えどころである。
ちなみに、引用した記事で例示されているサイトを見てみると、新聞社が2カラム、AllAboutが3カラムで中央に記事だった。mixiはやらないから知らない。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。