人生の分散投資

今日も、藤沢晃治さんの「夢を実現する技術」から。

藤沢さんは、会社員のかたわら英検1級を取るという目標を果たし、それが芋づる式に本を書くということにつながり、会社を辞めたという人です。
会社に行くということと、英検1級を目指したり本を書いたりということを、「二兎を追う」、「分散投資」と、説明しています。また、「ライスワーク」と「ライフワーク」という表現もあります。

あとがきに、「会社員を辞めて自由業になることが、私の夢でした」というくだりがあります。
この辺は、「やぁ、俺!」って感じなのですが、考えてみれば、私も2006年8月に会社を辞めて、それからは主に派遣社員として過ごしているので、会社員(正社員)はしばらくやっていません。

正直言うと、もう、会社員はいいかな…という思いが自分の中にあります。
だから、会社員をやらずにどうやって生きていくか…。それを考えないといけません。
派遣でSEをやる(まさに今の自分です)というのは、会社員にならずに糧を得ていくという意味では、現時点の私にとって武器です。唯一の武器といって良いでしょう。
まぁ、ライスワークとしてはうってつけといえます。もともと嫌いなわけじゃないし。

でも、派遣でSEをやるというのは、そう何年も出来ることとは思っていません。
せいぜい、35歳くらいまででしょうか。年齢で仕事をするわけではありませんが、派遣に求められるポジションでいうと、それくらいかなと思います。
それ以上の年齢になって、会社員でなく、この業界での仕事をするとすれば、派遣というよりは、フリーのコンサルタントとか、そういう、かなりのスキルが求められると思います。
自分は、ちょっとそこまではどうかな…と、思うのです。

そこで、分散投資。それが、行政書士という方向性なのです。会社員の道ではありません。
技術と法律。ぜんぜん違う道のようにも思えます。だからこそ、分散投資の意味があります。しかし、本当にぜんぜん違うのか?どこかでつながるのではないか…。そんな思いもどこかにあります。うまくつながれば、それはとても素晴らしいことです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。