私と仕事

2009年も残すところ1ヶ月を切りました。私にとっての2009年というのは、なによりも30代になった年なのですが、その終盤になって、大変に重要な2冊の本に出会いました。

まず、「自分の仕事をつくる」です。この本を買ったのは11月15日。渋谷のLIBROで買った後、すぐにセンター街のドトールに入って読み始めたのです。そして、印象に残った言葉や、思い巡らしたことなどをTwitterでつぶやきました。

  • 自分の仕事をつくる という本を買った posted at 14:03:12
  • RT @kiwipon: @inoccu 良著 の予感 某氏の書評によると、そうらしいです。 posted at 14:12:25
  • すぐに完成するのは、見えてないから。でも、すぐに見える精度を高めて効率を上げることはあるかもしれない。 posted at 14:28:16
  • そんなにお金がなくても大丈夫となれば、やっぱり気楽に生きていける。 弾言にもある意味通じるか? posted at 14:35:02
  • 20ヶ月のプロジェクトのうち、3ヶ月を勉強にあてる。実際のクライアントの仕事を体験したり、あちこちを見学したりする。 posted at 14:37:52
  • ちなみにいま、読書tsudaり中なのね。 posted at 14:38:46
  • 思うにシステム開発の仕事でも、最初からいない人が設計の中核にいたら駄目だと思う。ユーザーの意思が読めないと、良い設計は出来ない。 posted at 14:41:15
  • 途中から入った人は、既に出来ている枠の中でしか考えられない。 posted at 14:43:12
  • 経済価値と仕事の質的価値は、ベクトルの向きが最初から異なっている。 posted at 14:46:32
  • idea イデアという言葉を思い出した。魂みたいなもの。抽出される本質。実体験が、それを産み出す。 posted at 14:52:15
  • そうそうコンテキスト。コンテキストの違いに気づいたら、それを埋める努力が必要。 posted at 14:53:57
  • 自分が他の設計者とかプログラマに何か伝えるとき、背景の説明に結構時間を使うのだけど、コンテキストを共有したいからなんだよね。おかげで、話が分かりやすいと言ってくれる。分かりやすいというより、コンテキストを共有できたら理解が速いということだと思う。 posted at 14:58:33
  • 減らすことで大切なことを思い出す。 posted at 19:35:47
  • システムを作る仕事だから、システムを作る方向に話を進める。いや、作りたくないから、そっち側に誘導するのか。 posted at 19:50:43
  • そういう仕事をすると決めれば良いのであって、会社に所属すれば良いのではない。 posted at 19:54:06
  • 自分が管理しているものを減らすというのは、重要なことだね。自分の場合、ケータイまわりとか、ウェブサービスとか、ブログとか、サイトとか、ドメインとか。もっとシンプルに生活を組み立てたい。 posted at 20:12:59
  • なんつーか、そろそろ次に動き出さなきゃだな。時間は待ってくれないのだ。 posted at 22:28:59
  • システム開発はトライアンドエラーが公式には許されない。しかし、現実としてはそうなっている。でも、それがないと良いものなど出来ない。 posted at 23:08:58
  • 良いものを作るか、とりあえず使えるものを作るかのせめぎあいがある。後者に流れると成長が止まるが、使いやすい人にはなる。 posted at 23:10:49

さらに、翌16日も。

  • 何事も目的と手段が引っくり返ったら駄目だね。 posted at 07:25:05
  • 思うに選択肢は2つあって、どこかに転職するか、フリーとしてのあり方をさらに進めるかなんだな。今のままが、いちばん良くない。 posted at 07:29:56
  • コンセプトや編集方針よりも、小さくて具体的な組み合わせ。 また、自分の仕事をつくるより。 posted at 07:34:58
  • プロジェクトは同じチームでやる必要がある。まあ、当たり前だけと、SI業界では大変に稀な例。そもそも、1つのプロジェクト内でも、入れ替わり立ち代わりする。 posted at 07:39:16
  • 自分がしっくりこないことや疑問に思うことを素通りさせずに、つねに意識しつづけること。自分を大切にすること、自分らしさを模索しつづけること。 仕事の仕組みからつくりなおす。 posted at 07:44:59
  • 好きだけど理由がわからないものを、いくつか並べてみる。 posted at 07:47:10
  • まず、自分の感覚を評価に値するものとする。 posted at 07:49:07
  • 働くっていう言葉を、いつも洗い直す。スーツを着るとか、何時から何時までオフィスに通うとか、それが働くということではない。 posted at 07:58:10
  • 何になりたいかは分からなくても、何になりたくないかは分かるもの。 posted at 08:00:01
  • 矛盾を感じない仕事が、快い。 posted at 08:05:35
  • ダブルバインドが、失感情的な心理状態に逃げ込ませる。 posted at 08:07:42
  • いい仕事とは、嘘のない仕事。 posted at 08:11:57
  • 自分が必要なものをつくる。つくるなら、永く使えるものを。 posted at 08:16:19
  • 自分はエンジニアなんだから、自分の使うものは自分で作るべき。少なくとも理解はすべき。というのは真だろうか。 posted at 08:23:27

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。