井上 研一 これからCRMの基礎講座を始めます。CRMは、Cusomer Relationship Managementの略で、日本語では顧客関係管理と言われています。日本をはじめとする先進国の市場の多くは成熟市場です。成熟市場は、商品は作れば売れるという時期をとうに過ぎた市場です。消費者が何か買おうと思うと、あまりに多すぎる選択肢に圧倒されます。企業は数多の競合を勝ち抜いて消費者に選ばれなければ、せっかくの商品が売れないのです。
CRMは、そうした成熟市場においていかに企業が利益を上げていくかということについて、一つのソリューションを提示しています。CRMはマーケティング戦略の一つですが、マーケティングの領域を乗り越え、企業の経営戦略にも影響を及ぼすものです。
ところで、考えてみればブログも成熟市場になりつつあります。ブログを立ち上げれば読者が集まるという時代ではないのです。ブロガーは数多の競合を勝ち抜いて読者を集め、自らのブログのご贔屓筋を作っていかなければなりません。そう考えると、CRMはビジネスの世界だけでなく、ブロガーにも意味があるものかもしれませんね。（ぜひ、今後の講座のエントリーをお読みください。）
CRM基礎講座は、下記の内容で進めていきます。（若干、変更の可能性があります。ご了承ください。）
第1回 LTV（顧客生涯価値）を知ろう
第2回 顧客を育てる？
第3回 80％：20％の法則
第4回 CRMはお客様第一主義か？
第5回 RFM分析
第6回 セグメンテーションとブランディング
第7回 顧客の識別と情報収集
講座といってもブログエントリーを読むだけですから、お気軽に取り組んでいただければと思います。それでは、早速始めましょう。
CRM基礎講座は私が以前やっていたブログで連載していたのですが、最後までたどり着かずに終わってしまっていました。今回は完結させたいと思います！