Nexus7-32Tと一緒に買ったケース機能付きスリムキーボードの使い心地

前回の記事でNexus7と一緒に買うべきアクセサリーの一つとしてケース機能付きスリムキーボードを挙げました。

で、キーピッチが小さすぎるので、本気でタッチタイプしたいなら折り畳み式のキーボードを買った方がよいと書きました。

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その感想も、ちゃんと買って、使ってみた結果としてのものなので、スペックだけ見て適当に書いたとかではありません。なので、少なくとも私なりの真実ではあります。

でも、考えてみると、私はシグマリオンのキーボードで大量の文字を入力し、あのLinuxZaurusのキーボードとはとても言えないボタンのようなキーボード(らしきもの)でもタッチタイプしていた人間です。シグマリオン(それにしても懐かしい名前だな)のキーボードと、このNexus7用のキーボードはだいたい同じサイズです。LinuxZaurusに至っては、これよりも遙かに小さいものです。

そんな私が、本当にこのキーボードではタッチタイプ出来ないのか?それってもしかしてモバイラーとしての名折れではないのか?
もう一度チャレンジしてみようと思います。

キーボードの配列はまずまず

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まずキーボードの配列ですが、英語キーボードではあるものの、まずは一般的な配列です。
よく見ると、TABキーがありませんね。Androidでは使うことはないと思いますが、SSHクライアントとして使おうと思うと、あった方が良いかと。
左下にAndroidで使う、Back、Home、Searchの3つのボタンがあります。これは便利です。

キーピッチ

これは繰り返しになりますが狭いです。ただ、その辺はメーカーも分かっているのだと思いますが、キートップの周囲に段差が付いていて、隣接するキーとの間隔を出来るだけ開けようと努力している姿が見えます。
いずれにせよ、このキーピッチはNexus7の縦幅に合わせたサイズから来るものなので仕方ないのです。使っていないときはNexus7のディスプレイ側を保護するカバーになるというのが、 この商品のコンセプトですから。

キーの押下感

これは好みもあるのでなかなか評価が難しいのですが、私の感想として。
クリック感はかなりあります。きっちり、ボタンを押し込んだという感覚があります。ただ、押し込んだときにふにゃっという感触になるのはあまり良くありません。
おそらく、その感触はボタンの反発力が少し弱いせいではないかと思います。そのために指が上段にあるボタンに引っかかってしまうような印象です。

Nexus7本体のホールド感

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Nexus7を差し込んで固定させる溝が付いています。キータイプしていてもガタつくようなことはなく、極めて安定してホールドしてくれます。
ただ、少しNexus7の立つ角度が急なので、切迫感があります。もう少し後ろの方に傾いてくれたら良いのになと思うことはあります。

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全体的にどうなのか?

この文章はほとんどをこのキーボードを使ってNexus7で入力しました。
これくらいの文章の長さならそれなりに打てるし、慣れてくれば、それなりのスピードでは入力できるようです。
気をつけるのは、あまり深く押し込もうというのではなく、ちょっと押してすぐに離すという気持ちを持つことです。

ただ、私のように別にカバーを持っていて、それに入れて運用している人は、いちいちカバーから取り出すのは面倒です。結局、折り畳みのキーボードを別に持ち歩いて、Nexus7はカバーに入れたままの状態で使うのが吉ではないかと。

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この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。