iPad miniを買いました。
3Gで通信できるNexus7-32Tを買ったばかりだったのですが、やっぱりAndroidだと・・・と、思うことがあって。
Nexus7はAndroidのリファレンスマシンということもあって、スペックにしてもOSのバージョンにしても最新のものです。しかし、iPadと比べるとどうしても駄目なところが目につくのですね。
それは、おそらくスペックではわからないものです。実際に使ってみないとわからない。
iPad miniは、スペックでいえばiPad2とほぼ同じで、はっきり言って型落ち。ディスプレイはRetinaではなく、dpiでいえば新しいiPadはおろか、Nexus7にも負けています。
しかし、使い勝手でいえば、圧倒的にiPad miniが勝ります。少なくとも私にとっては。
それは一体、何なのか。
iOSとAndroidの比較で散々言われてきたことだと思いますが、例えばフリックでのページめくりのスムースさ。ソフトウェアキーボードの打ちやすさ。自炊したPDFの表示スピード。そういった実用的でかつ感覚的な使い勝手がiOSは明らかに優れているのです。
例えば、この文章はiPad miniで書いています。まだ、この続きを書いていくつもりで、そこそこの長文になりそうです。書かないといけないから書いているのではない。iPad miniならかなりの軽快さで書けるから、書く気持ちになるのです。
Nexus7でもソフトウェアキーボードで書いてみたことはあります。でも、それは僅か1回だけのことで、その後、外付けのBluetoothキーボードでもう1回書いたくらいなのです。でも、このブログには(ふつうの)iPadで書いた記事が結構あります。iPad miniは、そのサイズから(ふつうの)iPadよりは書き辛いです。それでも、これからはiPad miniで書いた記事が増えるだろうなと予感するのです。
そうしたiOSの使い心地の良さは、アプリの出来によるところでもあります。
例えば、このブログの文章は「するぷろ」というアプリで書いています。するぷろは記事のブログへの投稿を手動でブログの管理画面から行わないといけないという仕様なので、ちょっと泥臭いです。ただ、ブログの文章を書くこと、その質を高めることに関しては、極めて良く出来ています。作者自身がアルファブロガーのするぷ氏なので思想を感じます。こういうものは、Androidにはありません。
同じアプリがiOSとAndroidの双方にある場合でも、その出来の違いに驚くことがあります。例えば、Nozbe。それからi文庫。NozbeのAndroid版はいつまで経っても動作が不安定です。i文庫はまず機能の数が違います。ページめくりのスムースさも圧倒的に違います。
さらにキラーアプリの有無という点もあります。例えば、iPad版のGoodReaderは、PDFの閲覧とアノテーション、さらにクラウドとの連携機能を持っていますが、この機能性と使いやすさに匹敵するアプリを、私は結局Androidで見つけることは出来ませんでした。
終始、この調子なのです。
私はもともとiPhoneを使っていて、(ふつうの)iPadも使っています。だから、iOSに慣れ親しんでることは間違いなくあります。でも、その前はAndroidのヘビーユーザでした。
(ふつうの)iPadが不満だったのは、唯一重いことでした。iPad miniは、その不満を解消してくれました。そして、その軽さと7.9インチという絶妙のサイズによって、私にMacBook Airと一緒に持ち歩く理由を与えてくれました。
このブログにNexus7の記事を書いていて、それはお陰様で多くのアクセスを集めています。
Nexus7は、Androidとしては良い機種だと思います。
ただ、iPad miniを知ってしまっては・・・。どうしても、iPad miniばかりを使ってしまうのです。すまん、Nexus7。