新宿思い出横丁の立ち飲み「鳥園」

新宿西口に広がる思い出横丁。
僕がここに初めて訪れたのは、今から4〜5年くらい前のことだと思います。

たしか、知り合いの会社に誘われて、その会社の一次面接の会場が思い出横丁だったんだね。なんて会社だ!
ちなみに、二次面接は普通に会社でやって、最終面接がやっぱり思い出横丁。
そういう会社で3年くらい仕事をしたのです。

キャッシュ・オン・デリバリーな立ち飲み店

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今日紹介したい「鳥園」は、思い出横丁の中にある立ち飲み店。
いや、正確には立ち飲みもやっている居酒屋。
でも、立ち飲みスペースと座り飲みスペースは、真ん中にある厨房で隔てられているので、お互いが目と目を合わせることはないのです。

別に立ち飲み人と座り飲み人が目を合わせたって良いのだけど、立ち飲み人としては周囲があんまり煩すぎるのはアレだし、お店の方としても回転率が違う人種を同じスペースで相手にするのもナニだろうから、この形で良いのだと思いますね。

で、鳥園の立ち飲みスペースの特徴は、キャッシュ・オン・デリバリー形式であるということです。
キャッシュ・オン・デリバリー。昭和の匂いを残す思い出横丁で、純粋な居酒屋たる鳥園なのに、そのカタカナは何だ!という話ですが、別にお店の方でそう名乗っているわけではないのです。

ただ、形式がキャッシュ・オン・デリバリーだなぁ・・・と僕が思っただけ。
要するに、注文するときか、注文した商品が届いた時に、店員にお金を払います。
なので、立ち飲みスペースを担当する店員さんは、大きな財布を首から下げていたりします。我が地元を走る筑豊電鉄の車掌のような佇まい。

何はなくとも、ダブル晩酌セット!

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店に入って注文に迷っていると、だいたいこれを勧められます。
周りの一人飲み人を見ても、これを注文していることが多い様子。
1,350円でドリンク2杯、枝豆、牛スジ煮込み、さらに串焼き5本ですから、これだけで晩酌としては十分OKでしょう!

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先に登場することになる枝豆と牛スジ煮込み。
こういうお店の煮込みは、もつ煮のことが多いのですが、牛スジとなるとまた嬉しくなりますね。(もちろん、もつ煮も好きなんですけど。)
みそ風味も濃いめの味付けで、スープまで飲んじゃいます。

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串焼きは塩・タレが選べますが、塩にしてみました。
ヤゲン軟骨、鶏皮、レバー、つくね、正肉の5本。店によっては、これだけで1,000円くらいしちゃいそう。。。

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セットの2杯目のドリンクは、このチケットを使います。
ちなみに、1杯目でホッピーセットを頼んだ場合、2杯目はナカになります。

あと、キャッシュ・オン・デリバリー方式なので、おつりの小銭はテーブルの上に置いたままにしておくのが通っぽいですな。(晩酌セットだけで終わらないつもりマンマンだけど。)

晩酌セットが終わったら・・・

ホッピーのソトは、だいたいナカ3杯分の割合なので、ダブル晩酌セットでドリンクが2杯来ても、もうナカ1杯分だけ、ソトが余ってしまいます。
健康的に行くなら、徐々にソトでうめていって、ナカ2杯で終わりにする方法があります。

あんまり健康的ではない気分なら、ナカを追加発注することになりますな。

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と、なると、ツマミの方も追加発注したくなるわけで、まずは定番のマグロの刺身。
鳥園は「焼鳥・刺し身」と看板を掲げているだけあって、刺身の種類は豊富。馬刺しにクジラといったあたりもあります。

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珍しかったのは鮭ハラスの串焼き。
これは、食べようとすると身が崩れてしまうので、箸で食べるのが吉。無理に串焼きにしなくて良かったような・・・。

まとめ

ということで、立ち飲みができる鳥園は、思い出横丁での一人飲みデビューにはぴったりのお店です。
デビュー時だけではなく、とりあえず晩酌気分の時にはオススメ。

あとは、追加発注してここに長居するか、ここを1,350円で済ませていざ2軒目!となるかは、その日の気分次第でしょうか。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。