みおふぉん(含むBIC SIM)にビッグウェーブが来ているような気がする!

なんか、最近、当ブログのBIC SIM関連の記事にアクセスが集まっています。

FacebookやTwitterなんかを見ても、著名なブロガーや、情報感度の高い(いわゆる情強)と思われる人たちが、「BIC SIMにしたよ!」という報告をしているのも目にします。

私は今年の5月からBIC SIMを使い始めて、iPhone 5SのSIMフリー版やら、海外Androidスマホ、ドコモのAndroidスマホの白ロムなどを使っています。
そんな私にとって、非常に嬉しいサービス改善が10月から始まっているのですね。これが、最近のビッグウェーブにつながっているのではないか?と思っています。

10月1日データ増量スタート!

Iijmio data up

とにかく、これなんですね!

ドコモの新料金プラン

Docomo new plan

ドコモを皮切りに音声通話し放題をベースとした新料金プランが始まりました。特にドコモは新規契約の場合は新料金プランしか選べないこともあって、データ通信が中心のユーザーには大幅な値上げとなってしまいました。

なにしろ、出来るだけデータも使い放題に近づけようと8GBのデータプランを契約しようとすると月に8,900円もかかってしまう。
通常のユーザーなら十分と思われる5GBのプランでも7,200円です。
ここに、さらに機種代金の分割料金もかかるとすると、月に1万円近い出費は覚悟しないといけないわけです。

auやSoftBankでは

auは旧料金プランも選べる状態なので、従来どおりの7GBで6,934円という契約が出来ます。
SoftBankもまだ旧料金プランが選べるのですが、11月30日で受付終了となって、その後の新規契約では新料金プランのみとなってしまいます。

みおふぉんなら7GBで3,260円!

Iijmio 7gb

もう、冗談のような安さなんです!

9月までは3GBで3,560円でした。普通の使い方なら3GBあれば足りるのですが、ちょっとヘビーに使おうとすると、気になる容量です。でも、大手キャリアよりは圧倒的に安いし、十分だなと思って使っていたのです。

それが、10月からは大手キャリアの旧料金プランと肩を並べる7GBになって、料金は3,260円(音声通話付加料金の300円値下げが効いている)とさらに安くなっている!

この料金で、普通の音声通話(IP電話ではなく)が使えますし、MNPも可能。
たしかに、音声通話はカケホーダイではなく青天井の従量制ではありますが、普段のコミュニケーションが音声通話からLINEやFacebook Messengerに移っている人なら、何の問題もないことですね。

iOS8でiPhoneでのテザリングも可能に!

みおふぉんをiPhoneで使う際の欠点は、テザリングが出来ないことでした。
Androidスマホなら問題なくテザリングできるのに、iOSだけダメだったんですね。

まぁ、3GBまでなら無理にテザリングで使う必要もないし・・・と思っていたところ、7GBまで増量となると、やっぱりテザリングでも使いたい!でも、iPhoneじゃなぁ・・・と思っていたら!

Iijmio techlog 20140918

ということでありまして、これだけデカ文字で書いたということは、IIJのエンジニアの皆さんもよほど嬉しかったのでは?と思うのですが、これはやっぱり嬉しい。

これでみおふぉんに死角はない!

BIC SIMなら公衆Wi-Fiサービス「Wi2」も使える

ビックカメラがやっているBIC SIMは、IIJmioのみおふぉんのビックカメラ版といった位置づけのサービスで、その正体はみおふぉん+Wi2。
公衆Wi-Fiサービスの「Wi2」が付加料金なしで使えるのがメリットです。
ただ、Wi2の強みと思うWi2_premiumのアクセスポイントが使えなくなった(もともとWi2ユーザーへの提供は無料体験という位置づけで、現在はタイムチケット制に移行している)ので、それほどのメリットはありません。でも、マクドナルドなどで使えるmobilepointとのローミングは維持しているので、ないよりはマシ。

LINEの年齢認証が出来ない

死角があるとしたら、これくらいかなと思います。
みおふぉんはMVNOでドコモの回線を使っているので、LINEの年齢認証をしようとするとドコモのサイトに飛ばされます。でも、ドコモとの契約がないので、認証が通りません。
(最近、あまりLINEを使っていないので、この辺がどうなっているか調べていません・・・)

SIMフリーかドコモの白ロムを入手する必要がある

例えばiPhone 6をみおふぉんで使おうとすると、Apple StoreでSIMフリー版を入手する必要があります。16GBでも67,800円。大手キャリアは様々な値引き施策があるので、16GBモデルなら実質0円で入手できるでしょう。その原資は割高な通信料金なので、この辺のところをどう判断するかです。

ちなみに、iPhoneにこだわらなければ、Androidでもっと安くて比較的スペックの良いものがありますから、さらに安上がりです。

まとめ

ということで、みおふぉん(含むBIC SIM)、さらに普及が進むような気がしています。
やはり、これがあるべき通信料金の体系ではないかな。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。