講師という仕事は面白い

今日は、埼玉県にある製造業の企業様で社内研修講師を務めさせていただきました。

社内研修と集合研修

このような企業研修のお仕事は何度か行っていますが、集合研修とは違う面白さを感じます。というのは、社内研修では受講される方が当然同じ会社の方々なので、グループディスカッションが弾みやすかったり、より突っ込んだご質問が出やすかったりするんですよね。

今日は、COVID-19の影響で密を避けるためにグループディスカッションは無しで、個人ワークだけだったのですが、それでも何名かの方に発表いただくと、周りの方が共感している様子が手に取るように分かります。その共感が、その企業様の次の展開につながればと願うばかりです。

もちろん、集合研修には集合研修の面白さがあるんですけどね。特に、グループディスカッションをやると所属企業や場合によっては業種・業界も異なる方々でのディスカッションとなるので、思いもしなかったような議論過程になって、非常に興味深い発表が行われるということもありますから・・・。

ITコーディネータならでは

今日は、AI・IoT・RPAといった技術トレンドに関する研修だったのですが、先方が不安に思われていたようなのは技術に突っ込みすぎて、受講者が付いていけないような内容になるのでは・・・?ということだったようです。事前に、目的と受講者の方々の情報を伺い、そのための準備をしてきたこともあり、その不安が的中することはなかったようで、「身近な事柄や事例に関する話が多く、受講者にとって理解しやすい内容で安心した」と言っていただけました。

技術的なテーマでも、技術に偏ることなく話ができるのは、ITコーディネータ(ITC)というバックグラウンドがあった故だと思います。もちろん、ITCでなくても、それまでの経験などから技術と経営のバランスを取った解説ができる方はたくさんいらっしゃると思うのですが、自分の場合はやはりITCとしての知識が効いていると思います。

ITCのプロセスガイドラインは、経営と技術の架け橋となるものです。そのガイドラインをベースにAIやIoTといった技術を取り込むとすれば、どういう活用方法や注意点があるのかというお話をしています。技術に偏ることなく、もちろん技術を蔑ろにして経営の話だけをすることもなく・・・というバランス感はITCならではないかと思います。(もちろん、ITCにもいろいろな人がいますけどね・・・。)

あと、2017年から2018年にかけて、経済産業省からITコーディネータ協会が受託した事業で、日本全国(私は西日本担当でしたが)の中小企業でのIoT導入実態を取材したのですが、その経験も今にすごく活きています。やっぱり。現場を見ているのは重要。もちろん、実際にその現場で仕事をするとかプロジェクトに参画するのが一番でしょうが、いろいろな現場を自分の目で見られた、直接話を聞けたという経験は誰にでもできることではありません。その経験ができたのも、ITCならではだったなと思います。

講師としての仕事

今後も、ITCとしての知識と経験を活かしながら、(もちろん最新の技術トレンドもきちんと手を動かしてキャッチアップして)いろいろな方に広くお伝えしていく、講師としてのお仕事は大切にしていきたいと考えています。また、COVID-19以降の新しい生活様式や、私自身が東京を離れるということもありますが、リモートでの研修や動画の作成、文章を書いて伝えるというスキルも増やしていきたいところです。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。株式会社ビビンコ代表取締役。コールセンターへのAI導入プロジェクトに参画したことをきっかけに、AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。株式会社ビビンコでは、IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。