ロゴの力と、トーマス・ワトソン Jrの「企業が永遠の存在であるために守るべき3条件」

最近、Quoraというサイトをたまに見ています。何かの拍子にユーザ登録したようで、毎日メルマガが届くのですが、ついWebサイトの方を開いて読みたくなってしまうんですよね。
QuoraというのはQ&Aサイトなんですが、質問のセンスがなかなか良いし、回答も凄くちゃんとしている印象を受けます。メルマガに選ばれているQ&Aはそれだけのクオリティがあるものが選ばれているのだと思いますが。

今日のメルマガで目を引いたのは「今まで見たロゴ(できれば有名な)中で、最も手抜きだと思ったものはどれ?」という質問で、こちらのページで回答を読むことができます。

回答しているのはグラフィックデザインをされている坂本健介さんという方なのですが、2008年に行われたNTTドコモのロゴの変更を取り上げて、説明されています。

たしかに、あの印象的だったNTTドコモのロゴ(DoCoMo)から変更されたシンプルなロゴ(docomo)は、今っぽいな・・・と感じたのですが、あまりにシンプルすぎて、普通の会社になったな・・・という印象も受けたことを覚えています。あの頃(ガラケーの頃)のDoCoMoは憧れのブランドというか、他の携帯キャリアとは別格という威厳があったように思います。

で、Quoraの回答に戻ると、旧ロゴ(DoCoMo)のデザインを担当された中西元男さんのブログが紹介されていました。

そもそもNTTドコモという会社名になぜ決まったのかとか、非常に興味深い記事です。NTTドコモ以外の会社名の案に、NTTムーバント、NTTムーバネットというのがあるのですが、もしかしたら聞き慣れるまでは奇抜なドコモという名前よりも、ムーバント(movant)、ムーバネット(movanet)の方が本命だったのかもしれませんね。ドコモの2G携帯電話のブランドはムーバ(mova)でしたしね。

企業におけるロゴやブランドが、いかにその企業のポリシーというか、ミッション、アイデンティティといったものに影響を受け、また影響を与えているかということに感銘を受けます。

翻って、私の会社、ビビンコはどうだろうな・・・と思ったりします。最初に作った会社の名前であるアルティザンエッジは色々考えた末だったのですが、ビビンコは北九州から羽田に帰ってくる空の上で思いついただけですものね。
もちろん、北九州の方言(肩車という意味)から選んでいるし、IoTは縁の下の力持ちだと思っているので肩車っぽいし、焼くッチャ君はIoTハカリを使ったソリューションですから、何かモノを上に載せるというのも肩車。だから、自分は「ひらめいた!」と思って、気に入って、他のメンバーに話をしたことを覚えています。それまで北九州に縁の無かった他のメンバーはビビンコと言う名前に唖然としていましたが。

でも、北九州の人ほど「ビビンコ」という名前を言うと、あぁ・・・という顔をされるんですよね。(北九州でもどこの地域でもビビンコが通じるわけでもないようなのですが・・・。)

それはさておき、中西元男さんのブログ記事の最後に、こんなことが書いてありました。

IBMの名経営者と言われたT.Watson Jr.が、企業が永遠の存在であるために守るべき3条件として述べている言葉を呈しておきましょう。
1.(社内外問わず、誰もが立派だと思う)信条を持て
2.(何事があっても)信条を守り抜け
3.それ以外のことは全て変えてしまう勇気を持て

この3条件を前にすると、ビビンコの信条って何?そもそもビビンコは真に企業の体を成している?ということを考えざるを得ません。
北九州に帰ったら、いや帰る前に・・・、きちんとしておきたいところです。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。株式会社ビビンコ代表取締役。コールセンターへのAI導入プロジェクトに参画したことをきっかけに、AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。株式会社ビビンコでは、IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。