IBM BlueHub インキュベーション・プログラムのメンターになりました

昨日、日本IBMさんの箱崎事業所に伺い、IBM BlueHub インキュベーション・プログラムのメンターに就任しました。

IBM BlueHubのインキュベーション・プログラムは、現在第3期でWatson APIをテーマに5社のインキュベーションが行われているとのことです。

既にプロジェクトは開発フェーズに入ってきていて、Watson APIの使い方などでいろいろな課題も出てきているとのこと。
もちろん、そうした課題には日本IBMさんもいろいろとサポートされているのですが、私にはまた違ったユーザー目線でのアドバイスをご期待いただいているようです。

本を出したとはいえ、私自身が担当しているWatson APIのプロジェクトも道半ば。Watsonを真にビジネスに活用し、成果を出していくためには長い付き合いが必要になると感じています。それは、それぞれのWatson APIの特徴や使いどころを知るということでもあり、一旦成果が出始めた後も機械学習を繰り返すことで、さらに精度を高めていくことがビジネス上の競争力にもつながるからです。いや、Watsonによる機械学習だけではなく、良い学習データを作るのは人間であり、人間も学んでいかないといけないし、それが出来る企業やプロジェクト内の組織作りも必要になるのではないかと感じています。

そうしたユーザー目線、現場目線での相談相手になれればと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。