2016年はチャンスの年、2017年は勝負の年

2016年の大晦日となりました。今年は私にとって激動の年で、そして来年に向けていろいろ仕込むことができた年でもあったと思います。目の前にこれだけのチャンスが広がっている状態は、なかなかない。今年が激動なら、来年は勝負の年になると感じています。

さて、振り返ってみましょう。

引越を決める

2016年の新年はなかなか良い感じに迎えることができて、今年にかける期待感も高まっていたのですが、まぁその後色々あって・・・。

で、気分転換に引越を決めたが3月のこと。1年ほど過ごした葛飾を後に、4月に中野に引っ越しました。葛飾は決して悪い場所ではなく、住んでいた家もいまより広いというか、私の独り暮らし史上最も広くて、なかなか快適でありました。青砥は都心に出るのも近いしね。葛飾にいる頃には、会社として秋葉原に拠点を作ったりもしたのですが、住んでいる葛飾の中では何もすることができず。

引越も、最初は上野・御徒町あたりを中心に探していました。でも、それが急転直下、中野に決めたのが3月のこと。これも、最初は真っ当に不動産屋さんで探していたのですが、結果的にちょっとイレギュラーなルートで。考えてみれば、これも人との出会いの1つだったなと思います。

ちなみに、1月にはITトレンドセミナーをやっています。このセミナーがAIとIoTをセットで考えるようになったきっかけのような気がします。

中野に引っ越す

中野に引っ越したのは4月のこと。1年ぶりの城西地域、10年ぶりの中央線沿線。会社も中野に移しました

この頃に2つの出会いが生まれます。1つは中野区産業推進振興機構ICTCOに入ったこと。その後のこどもプログラミングスクールや、様々なITコーディネータとしての活動などは、ここから生まれました。
もう1つは、TechGardenSchoolの高橋さんにご紹介いただいて書籍執筆の話が動き出したことです。

自分の本を出すということは人生の中でやってみたいことの1つで、どうにかして40歳くらいまでには達成したいと思っていました。そのためには、本を書くだけの自分の専門性を磨いていかないといけないし、実績も出しておく必要がある。そう思っていても、なかなか上手くいかずという期間を長く過ごしていたように思います。
それが、人との出会いやきっかけというのは凄いものですね。あれよあれよという間に本を書くことになります。5月には書き始めて、8月頃に書き上げました。

あと、3月末で産業能率大学を卒業しました。受講の都合で卒業式には出席できませんでしたが、中野の新居に学位記が届きました

こどもプログラミングスクール

今年の夏はずっと、こどもプログラミングスクールのことをやっていたような気がします。(もちろん、普段の仕事や本の執筆もしていましたが。)

いろいろ企画をして初回の体験講座が7月24日。それから、何度かの講座と10月には中野にぎわいフェスタへの出展。こうした地域のイベントへの出展に参加するのは初めてのことで、それが引っ越したばかりの中野でやるとは。これもまた、人との出会いのお陰です。

こどもプログラミングで使った教材は、ただ画面上でプログラムが動くというものではなく、Arduinoのプログラムを送ってロボットが動くというもの。センサーがあったりモーターがあったりして、おぉ、こどもプログラミングでもIoTで使える技術がそのまま出てくるんだな、と感心したものです。

「初めてのWatson」

10月についに著書「初めてのWatson APIの用例と実践プログラミング」が世に出ました。12月には第2刷も出て、それなりに売れているようです。ありがとうございます。

出版をきっかけにいろいろなつながりが生まれました。日本IBM様、アシアル様のご支援をいただき出版記念ハンズオンイベントが2回。このハンズオンに参加いただいた方からご紹介いただき、年明けには専門学校でのハンズオンイベントを行うことになっています。

また、ITコーディネータ関連ではAI+IoT系での講演が2回。ここでの講演を元にした企画を来年進めて行く予定になっています。(詳細は決まり次第またご報告します!)

他にも、企業での導入案件や、某市役所の方とのご面談など、いろいろ先につながるお話しをいただきました。人とのつながりの重要性はもちろん、本を出すということの威力も感じました。

それから、著書の献本のため地元・北九州市にある母校を卒業以来初めて訪問。福岡市にあるその姉妹校にも献本させていただきました。

駅伝とダイエット

今年はランニングを始めた年でもあります。8月に駅伝に出ないか?というお話をITコーディネータ関連でいただき、数年前にせっかく落とした体重が戻りつつある危機感もあったので、参加を決意!それからジムに通い、食事を減らし、走り慣れた頃には外でも走るようになり・・・といったところで、体重は上京以来の60kg台に。

そして2017年は・・・

ここまで振り返ってみたように、2016年は出版という成果はあったものの、それ以外は2017年へのチャンスをたくさんいただいた年になったように思います。いただいたチャンスに対する成果はまだ出していません。それを出すのはこれからです。

出版は2冊目の執筆を行っています。来年の講演活動も決まってきています。Watson関連では12月にIBM BlueHub インキュベーション・プログラムのメンターに就任しました。中野ICTCOではメカトロWGに参加し、来年の秋頃には中小企業の経営者を集めたイベントも運営することになりそうです。

2017年は私にとって勝負の年になると感じています。チャンスを無駄にせず、しっかりご期待に応えることで、また次のチャンスをいただけるような年にしたいと思います。

皆さま、本年は誠にありがとうございました。
来年も何卒、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。
良いお年を!!’

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。