憲法を自身の判断基準にする?

伊藤塾が出している行政書士試験のガイダンス本を、また買ってしまいました。
例年は、「うかる!行政書士ファーストステップ」というタイトルだったのですが、

今年は、「うかる!行政書士 勉強法の王道」に変わったようです。

ポイントは、表紙を見れば分かるように、塾長の伊藤真さんが登場していることですね。
今まで、伊藤真さんが行政書士のことを語るところを見たことがなかったので、そこに興味を持って買ってみたのです。

とりあえず、伊藤真さんの部分だけ読んでみたのですが、行政書士に触れているのは一部で、それ以外は憲法(日本国憲法)ネタ。憲法本を多く出している人だし、非常に強い思い入れを持っているようなので、ある程度予想どおりですが…。

行政書士として憲法の理念を活かす

  1. 理念を持つこと
  2. 個人の尊重
  3. 法の支配と権力の歯止め
  4. 民主的ルールの尊重
  5. 積極思考の生き方

前段で、法を学ぶことで、揺るぎない判断基準のもとで生きる術を学ぶことが出来るという話をしていて、その判断基準が、伊藤真さんの場合は憲法であるというのです。

私は、自分の判断基準を、憲法の価値基準に合致しているかどうかとしています。

日本国憲法の出来の良さというのは、私も憲法を学んだことがあるので、何となく分かります。
ただ、憲法のことを語りつつ、それを自己啓発本のような内容に昇華させているのが氏の独壇場。

それより、未だに私が行政書士本を買ってしまっているのが、如何なものかと…。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。