改正著作権法が明日から施行

明日から、改正著作権法が施行されます。
内容は、下記引用のとおり。

改正著作権法には、違法配信されている音楽・映像を違法と知りつつダウンロードする行為を禁止する、いわゆる「ダウンロード違法化」の措置が盛り込まれた。ただし、違反者に対する罰則は設けられていない。また、海賊版DVDなどを違法複製物であると知りつつネットオークションなどに出品する行為が禁止され、違反した場合の罰則(5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金または併科)も設けられた。
一方、著作物利用円滑化に向けた措置としては、ストリーミング配信におけるキャッシュや、検索エンジンが行うコンテンツの複製などについて、必要と認められる限度においては、権利者の許諾を必要としないことを明文化。権利者不明の場合の裁定制度については著作隣接権にも範囲を拡大し、過去のテレビ番組などの利用円滑化を図る。このほか、国会図書館における所蔵資料の電子化や、ネット販売に伴う美術品などの画像掲載、情報解析研究のための複製、障害者向けの録音図書や映像に対する字幕・手話の付加などについても、権利者の許諾なしに行える規定などを設けた。

引用元: 改正著作権法が参議院で可決・成立、「ダウンロード違法化」など.

つまり、YouTubeなんかにアップされている明らかに著作権法に違反しているであろう動画は、見ても良いけど、ダウンロードしちゃダメよと。

まぁ、本当は見ても良くないと思うのですが、とりあえず、ストリーミング配信におけるキャッシュはOKみたいだから。ただ、明らかに著作権法違反な動画がストリーミング配信されていて、それを見るためにキャッシュすることが、「必要と認められる範囲」か?というと、甚だ疑わしいところですが。

うちのブログでも、たまにYouTubeの動画を貼っていますが、しばらくは様子見でしょうかね。
罰則はないとはいえ、皆様、お気を付けください。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。