昨日、当ブログでPomparadeのTwitterキャンペーンについて取り上げました。そのことについて私のTwitterでもいくつかツイートしていたのですが、そんな私をすかさずフォローしてきたのがPikuちゃん(@Pikuchan)。さらに間髪おかずにTOKUPO(@tokupo_jp)もフォローしてきたので驚きました。
この三者はいずれもフラッシュマーケティングを日本で展開しているサイトです。フラッシュマーケティングとは注文をごく短期間(1日~3日程度)しか受け付けないのが特徴のECサイトのことで、短期間に一定の注文を取ることで実際に商品やサービスを提供する店舗から団体割引の料金を引き出すことを売りにしています。米国のGrouponがフラッシュマーケティングでは有名で、日本でも15サイトほどが展開しているといいます。
日本初の日替りクーポンサイトを名乗るPikuを展開するのはピクメディアは2004年創業のベンチャー。TOKUPOはSEO事業が本業のイーファクターが展開していますが、こちらも2007年創業のベンチャーです。そして7月21日からサービス開始するPomparadeは情報誌の雄リクルートがついにフラッシュマーケティングに参入するということで話題になっています。
フラッシュマーケティングはリアルタイム性が重要なサービスだけに、Twitterとの相性は抜群であり、ここで取り上げた3者ともTwitterを有効活用しています。Pikuは私のツイートに対してTwitBird(iPhone用のTwitterクライアント)から返信を送ってきました。内容も私のツイートを受けたものになっていて、間違いなく人間が対応していることが分かります。
Twitterなどのソーシャルメディアでマーケティングをやるには人間がやるということが必須です。Twitterはどのクライアントからツイートしたかが分かるようになっているので、Bot(プログラムを使って自動的にツイートする仕組み)でマーケティングをするとすぐにバレます。実はBotからツイートする際のクライアント名は自由に設定出来るので、通常のクライアント名を騙ることも考えられます。最終的にはツイートの内容が文脈に沿っているのか(返信であればきちんと会話になっているのか)が判断基準になるでしょう。いずれにせよ、きちんと人間がコミュニケーションするからTwitterは面白いのだということを外してはいけません。
これから熾烈な争いになることが予想されるフラッシュマーケティングの世界では、サイトで提供する商品やサービスの内容もさることながら、Twitterなどのソーシャルメディアでいかにリアルタイムに人間がコミュニケーションを行い、コミュニティから好まれるかがポイントになるかもしれません。