Evernoteでたまたま過去のアーカイブとして出てきた記事が気になったので、書いてみようと思います。
シゴタノ! 「自分が2年以上続けられていること」を振り返る: “挫折したというのは、決まって時間を惜しんだ結果でした。例えば私は一時「社労士」を目指して挫折した経験がありますし、受験生時代、理系として現役合格を目指しましたが失敗しました。いずれも、「急いで成果を出そう」とした挙げ句の失敗でした。
努力の成果が現れるまでにはどれぐらいの時間が必要かといえば、「2年間」
と一口に言っても、これは効率のいい方で、場合によっては成果を出すのにかかるのは2年間、の前の段階に3年間、ということも十分考えられます。こうした「遠い先の厳しい見通し」を意識するために挫折する、ということはとても多いような気がします。”
私は何かを始めても、すぐに止めてしまって努力の成果が現れないということが多いのですが、そんな中でも続いていることは何かというと、エンジニアとしての仕事とブログ書きの2つかなというふうに思います。
ブログについてはここに上がっている記事の中で最も古いのが2001年に書いた「Webサービスとエンジニアとビジネスとオイコノミコス」ですが、これはまだブログというものが世の中になかった頃なので、Web日記といった感じで書いたものをブログにインポートして、それが今まで残っているだけです。
ブログとして初めて書いたのは2004年3月頃だと思うのですが、どうやらその辺に書いたものが残っていません。
ただ、その頃からブログという体裁になったのは間違いなくて、それから7年も経っているのですね。
でも、私の悪い癖でブログをなんども移転したりリニューアルしたりということを繰り返して、一つのブログとして長く続けたものがあまりありません。リニューアルといってもデザインを変えるくらいなら良いのですが、ドメインを変えたりパーマリンクの構造を変えたりするので、リニューアルする度に1から出直しです。(記事を引き継いでいることだけが唯一の救い)
強いて言えば2004年7月から2年くらい続けたdigitalmorningというブログがあって、これは前半はほとんどハロプロヲタとしてのブログで、後期にはLinuxZaurusに関する記事とか、LinuxZaurus向けに開発したDmBloggerというブログリーダー&ライターに関することとかを書きました。まぁ、それくらいですね。
で、INOCCU VISIONがいまの形になったのは去年の9月。だから、まだ1年も経っていないのです。でも、いまの形にして半年くらい経った頃からアクセス数が確実に1段階上がったなと思える状態になったりして、続けることの効果が見えてきているのも事実です。
だから、いまの形のまま、2年続けたときに何が変わっているのかを楽しみにしたいと思います。そのためには日々の積み重ねが何より重要で、いまの形のまま残ったとしても1ヶ月に1本しか記事が増えないようでは意味がありません。
先に挙げた2001年の記事では、こんなことを書いてます。
ところで、オイコノミコスという言葉があります。ギリシア語で「共同体のあり方」を意味します。エコノミクス(経済)の語源と言われています。つまり経済とは社会(共同体)のあり方を考えることでもあるのでしょう。
Webサービスはシステムの構成はもちろん、ビジネスのやり方にも変革を与える、非常に大きな影響力を持った技術です。エンジニアは、ビジネス感覚を超え、社会のあり方についても想いを巡らせることを考えるべきです。
2001年というと私が社会人になって2年目の頃ですが、その時点でこんなことを言っていたのですね。その思いは今も変わらないと思います。いろいろ紆余曲折があったのは事実ですが、これこそまさに2年以上続けられたことなのかもしれない。
その思いを日々の仕事にはもちろん、このブログにも出し続けていきたいと思います。