シグマリオンに欠かせないソフトたち

Vol.4となっている。2と3は見つからない。(このエントリーは、2002年2月3日に書いた文章を、2016年7月に復刻したものです。)
Vol.4となっている。2と3は見つからない。(このエントリーは、2002年2月3日に書いた文章を、2016年7月に復刻したものです。)

シグマリオンに欠かせないソフト。いくつかあります。
ここ最近は家でパソコンを使わずに、シグマリオンで事を済ましている私ですが、いったい何をつかっているのか。感謝の念も込め、ご紹介しましょう。

Pocket WZ EDITOR 2.0

ビレッジセンター(市販ソフト)
略称、PWZ。これがなければ、シグマリオン(というか、Handheld PC)は使わないでしょう。エディタ、メール(NIFTY会議室の巡回も可)、ファイラのパッケージ。このレポートで既に取り上げているので、詳しくはそちらを。定番でしょう。

CedarFTP

フリーのFTPクライアント。定番どころではシェアウェアのWceFtpや、テキストエディタと一体のFtpNoteがありますが、このCedarFTPはフリーかつシンプルなので、重宝しています。PWZとこれがあれば、ホームページが作れます。

UltraG

フォトレタッチソフト。それだけでは何もできない本体と、その本体にさまざまな機能を付け加えるプラグインという構成。私は、JPEGとPNGの入出力、画像のリサンプル(拡大、縮小)、その他、シャープネス、ネガ、セピアといったエフェクトのプラグインを導入しています。これまたフリー。
KodakのDC3200というデジカメは、CFカードにJPEG形式で画像を吐き出すので、それをUltraGで編集してホームページにアップする・・・なんてことが出来ます。

Pocket UnZip

ZIPアーカイブの解凍ソフト。これがあるからこそ、インターネットからソフトウェアをダウンロードして、解凍して、導入するというような、普通のPCでやることと同じ事が出来たりします。
ところで、解凍ソフトをダウンロードして、どうやって解凍するのか(もちろん、その時は解凍ソフトの類は何もありません)・・・という疑問があります。単純ですが。解凍ソフトをダウンロードして解凍するのだけど、そのとき使う解凍ソフトを前もってダウンロードする必要があって、当然、前もって解凍する必要が・・・という無意味な無限ループにはまったりして・・・。
てなことがあるので、Pocket UnZipはすぐに実行できるEXEファイルとして、ダウンロードできます。

Tascal Lha

こちらはLHAアーカイブの圧縮・解凍ソフト。このソフトはZIPアーカイブとして提供されています。「解凍ソフトをダウンロードして解凍してから導入」という無限ループの世界にはまりそうな提供形式ですが、そこはそれ。前に紹介したPocket UnZipがあるので、大丈夫です。
Tascal Lhaに限った話ではなく、全般的な話ですが、Handheld PC用のソフトウェアは母艦のPCでダウンロードして、PC上で解凍して、PCからHandheld PCにインストールすることが前提です。なので、解凍ソフトがないと、何のソフトウェアもインストールできないわけではありません。ただ、私のように何から何までHandheld PCでやるという魂胆を持っている人には、解凍ソフトは重要です。こう考えると、あるデバイスが母艦から切り離されて、一本立ちするには解凍ソフトのあるなしは重要なようです。

ここまで、とりあえず5本のソフトウェアを紹介しました。5本といっても、そのうち2本は解凍ソフトで、環境が整って新たなソフトウェアを導入する必要がなければ、あまり必要でなかったりしますので、まぁ3本でしょうか。言ってみれば、この3本で日頃、暮らしているのですな。これらのソフトウェアを提供されている皆様に感謝でいっぱいですね。

追加編:ftxBrowser

この回のレポートをアップしたあと、Amazon.co.jpのアソシエイトになりました。それでAmazon.co.jpにある本やCDなどの商材画像を、inok’s caveで使えるようになったのですが、ふと気づいた。
「シグマリオン2についているIE for H/PCでは、Webから画像を直接保存することが出来ない!」
それでは、せっかくの商材画像を使えないのです。困った・・・。そこで「シグマリオン 画像 保存 Web」というキーワードでgoogleで検索してみると、見つかりましたね、ftxBrowser。しかも、2ちゃんねるだったりするのだけど。見つかったサイトが。
で、さっそくダウンロード。使ってみたら驚きました。表示部分はIE for H/PCのコンポーネントを使っているので、高品位の表示品質はそのままに、「あったらいいな」と思っていた機能がビシバシ搭載されています。注目の画像保存でも、GIF形式のファイルがそのままダウンロード可能。これってPCの視点で考えると当たり前のような気がしますが、シグマリオンではさにあらず。実は画像保存が可能であったIE for H/PCの前バージョンであるPocket IEでもファイル形式はBMPだけであり、元がJPEGでもGIFでも、保存するとBMPになってしまうという仕様でした。(これは、どうやら壁紙としての使用を前提としていたためにBMPであったようです)それが、ftxBrowserを使えばGIFならGIFのまま保存できる!
こうなると、Amazon.co.jpの商材画像はもちろん、インターネット上のあまたの素材集サイトからのダウンロードも可能になり、我がinok’s caveのデザインも向上するに違いないですね。素晴らしい!ftxBrowserは必須ですよ。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。