植草一秀氏にまつわる諸々

覗きをしたからと言って、本人の全てを否定してしまうのは、
あまりにも心が狭いと言いたいのだ。

Puchi Puchi | 植草教授の性と才能の行方

昨日の植草一秀氏に関するニュースに関連して、様々な報道がされ、ブログにも多くのエントリーが行われています。
その中で、最も自分の思いに共鳴したのが、このエントリーです。

今回の覗き行為は、「違法」行為であるから、もちろん犯罪になり、逮捕されたわけです。つまり、今回は東京都迷惑防止条例に違反したわけだから、罪刑法定主義を掲げる日本国においては、然るべき話。

一方で、本質的に善と悪の判断は難しいものです。
違法でなくても「悪」はあるだろうし、逆に違法でも「善」はひょっとするとあるかもしれない。(これは、本当にひょっとすると・・・。基本的に法で定める罪というのは抑制的であるはずなので。)
マーク・トゥエインのいう「後味が悪ければ、きっとそれは悪いこと」というのが、おそらくは最も適切な判断基準ではあるまいかと思います。

植草氏は容疑を認め、謝罪しているようですから、「それが悪いこと」という認識はあるようです。

違法行為かつ(特に女性にとっては圧倒的に)悪と思われる行為を犯してしまった植草氏は、しばらくの間は非難されるでしょう。それはそれとして受け入れなければならないと思います。
しかし、それで氏の才能を閉ざすことになってしまうのか・・・。今後の氏の活動に注目したいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。