W21Sとの12日間。

7月28日に発売されたW21Sを、その日に機種変更して今日で12日目。ファーストインプレッションを書いた記事へのアクセスは非常に多く、注目の高さが窺えます。今日は、しばらく使ってみてどうなのかという話をしたいと思う次第。

ITmediaでは「まだこれから」の評を受けたEZチャンネルは、自分としては「なかなか良い」と思っています。現在、登録しているチャンネルは無料で毎日配信の「ポケット(C)ネル」と、月315円で週2回マンガが配信される「S-eCOMICS」の2つ。3つ目は未だ決めかねています。
曜日毎にネタの違う「ポケット(C)ネル」は、ネタによって評価はバラバラ。みうらじゅんがMCで某タモリ倶楽部のそらみみアワー風に出来ている「回文道場」は、回文のイメージ映像に阿藤快が出ていたりして、微妙に豪華。他にも、しりあがり寿の「特ダネ!プースカ」はナレーションが林家こぶ平で、今日のゲストナレーションが長谷川理恵とか。微妙に豪華で、微妙に面白いのです。一方で、ペットを見せるだけのやつとか、土曜日のナイキのCM見せるだけのやつは面白くない。まぁ、この辺は人によって評価が異なるでしょう。ITmediaでも言及している「着うたランキング」は確かに良いね。
「S-eCOMICS」は、月曜日配信分が自分の好きな「美味しんぼ」なので契約。たしかにマンガがW21Sでしっかり読めます。最後に配信されたデータ以外に、本体メモリにはコピーしておいて、後で読むことも可能です。メモリスティックにもコピーできれば良いのですが、それは無理な模様。

続いて、EZナビウォークの使い勝手は明らかに向上しています。W21Sの前に使っていたA5502Kも電子コンパス付で、その点はW21Sと同じ。使い勝手の向上に貢献しているのは、BREWのアプリが機能向上したため。A5502K等でもバージョンアップすれば同じ使い勝手になりますね。あと、WINならではの高速ダウンロードで地図の表示速度が上がったというのは、言われてみればそうかもしれないといったところでしょうか?

ファーストインプレッションでも述べた端末自体の出来の良さは、使う度に感じています。動作のサクサク感、さらに漢字変換の出来の良さは秀逸の極み。A5502Kがモッサリで、予測変換機能をOFFにしなければとても使えなかったことを考えると、隔世の感があります。隔世というほど発売時期が離れているわけではありませんが、やはりCPUの違いと、ソニーならではのPOBoxの完成度の高さが功を奏しています。

全体的に非常に満足感の高い端末であり、auのサービスも十分に満足出来ます。今後の期待を込めて、いくつか不満な点も挙げて終わりにします。

  • 電池の持ちがイマイチ。持ちを良くするか、USB充電の公認で充電しやすくする工夫を期待。
  • メモリスティックにあるデータのオートプレイが出来ないのは、どうしても解せない。ファームアップで対応できたりするとソニエリを激賞するが・・・。
  • せっかくの著作権付データの外部メモリ(メモリスティック)保存機能が、公式サイトの対応がまだで使えない。早く対応してほしい。(これは端末ではなく、auやコンテンツプロバイダに対して。)

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。