携帯メール

つい今、操作を間違えて携帯の受信メールを消してしまいました。
特定のフォルダのメールをすべて消そうと思って操作したら、すべて消えてしまったのです。
軽い喪失感というか、結構、嫌な感じなんですけど…。

携帯の操作性云々の議論はさておき、どうなんでしょうね、これ。
だいたい、携帯メールというのは、機種変更したら、次に引き継がないもの。
今まで、何度となく機種変更して、その度に同じ目に会ったわけだから、いまさら、喪失感云々と言っても仕方ないわけです。

最近は、携帯メールもバックアップ出来るようになりましたが、その手間を考えると、なかなか億劫…。
要は、携帯メールのログに、どれだけの価値を見出だすかなのでしょう。
短いメールをチャットのようにやり合うことが多いのが、携帯メールの特性だと思うけど、だったらそれはメッセンジャーのようなもので、ログは不要なように思います。

もう少し話を広げると、電話はログが残らない、直接会って話しても同じ。
でも、携帯メールより、よっぽど重要な内容のことが多いわけです。
なのに、そのログが残らないことに、何も思わないのです。

考えてみると、「残す」ということが出来るからこそ、「残したい」につながるのであって、必ずしも内容の重要度とは関係がないのではないでしょうか。
ひょっとすると、その「残したい」理由は、コンプリートに価値を見出だすマニア心と同じかもしれません。

さて、自分のことを思うと、携帯メールはおろか、PCメールすら、バックアップはないし、こないだはHDDをついフォーマットして、かなりのデータを失ったりもしたわけです。なんじゃらほい。
唯一、このブログの記事だけ、それなりのバックアップが取ってあって、データは1ビットも失っていないわけであります。
自分マニアなのかもしれません。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。