ロマンスカーカフェにて

ロマンスカーカフェにて

小田急新宿駅は、言わずと知れた小田急線の終端駅であり、夜はロマンスカー「ホームウェイ」の始発駅です。
私の家は小田急多摩線のロマンスカー停車の某駅(という段階で3つに絞られる)の目の前にあって、新宿駅からは19時、20時、21時のそれぞれ46分に出るホームウェイに乗れば、のんびりゆったり帰ることが出来ます。

もちろん、いつもそういうことをやっているのではなく、たまに新宿に来て、時間が合ったらという条件付きであって、今日はそういう日なのです。(いつもは、多摩急行で千代田線の代々木上原から小田急線にそのまま乗り入れてしまうので、新宿に来ないのです。)
で、大抵早めに駅に着いて、改札内にある、その名もロマンスカーカフェで何か飲みながら、私の乗るホームウェイが来るのを待つ。そういうことをやります。
はっきりいって、この待ち時間があれば、さっさと家に帰り着きます。そもそも、ホームウェイは特急といっても、それほど速い訳ではなく、ゆっくり座って帰れるというだけのメリットがあるに過ぎません。

それでも、良いんですよね。座れるのは何よりだし、そもそもロマンスカーに乗るというのが楽しい。ロマンスカーカフェで、こうやってZaurusで音楽を聴きながら、文章を書いているというのも楽しい。ロマンスカーに乗り込んで、新百合ケ丘に着いて、8割方のお客さんが降りたら、そこから十数分の間は、気兼ねなくZaurusに潜ませてあるハロプロの動画を見るというのも楽しい。
そんなわけで、鉄道好きなモバイラーの、まさに正念場というか、本領発揮なのです。

ま、仕事帰りの密かな楽しみなのであります。

ちなみに、多摩線方面のホームウェイに充当されるのは、LSEかRSE。実は20時46分のホームウェイ73号(RSE)が新宿駅にやって来る時、向かいのホームにはVSEがいます。どうせ車庫送りになるVSEだし、ホームウェイに充当すればと思うのですが、そうはいかないようです。(というか、唐木田車庫じゃない?)
VSEは1度だけ、箱根湯本に行く時に乗りましたが、素晴らしいんです。それと、VSEはホームに入って来る時、出て行く時にメロディを奏でます。それを聞くと、なんだか嬉しくなります。ますます良い。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。