28歳の誓い

「誓い」というほどのことでもないのだが、28歳になった今日から、はてなを積極的に使っていこうと思う。特に、はてなダイアリーを使おうと思っている。(他にも、はてなブックマークも積極的に使うだろう。)

と、いうのは、自分の中でもう少しネットというものに、深く入り込んでみようと思っているからだ。

私がネットというものに触れ始めたのは1995年あたりからで、ちょうどWindows95が発売されて、インターネットにも簡単につなげるようになって、すぐにプロバイダと契約して、Webサイトもかなり早いうちに作り始めた。(ネットという言葉にパソコン通信を入れてよいのなら、ニフティサーブはもっと早く…1990年代の初頭には使っていたし、地方の草の根ネットに書いた経験もある。)

ブログだって、やっている。今やっているブログ(digitalmorning)を開設したのは、2004年7月だから、ちょうどブログブームが始まった頃である。

だから、今までだって十分にネットに入り込んでいるし、今やネットのない生活など考えられない。

それなのに、なぜ、今日からはてなかと言えば、はてなの方が、より深くネットに入り込めそうだと思ったからだ。

digitalmorningというブログは、レンタルサーバにNucleusというシステムを入れて出来ている。さらには、自分で作ったPHPのいくつかのプログラムも動いていて、なかなか快適である。結構なことだなとは思うのだが、一つ、欲求不満があるのは、digitalmorningを何年やっても、いまひとつ自分のプレゼンスは上がらないということなのだ。

それは、やむを得ないことだと思う。

まず、digitalmorningは「digitalmorning.net」という独自ドメインで公開しているが、今の時代、独自ドメインの神通力はないと思う。たしかに、リアルの知り合いに、ちょっとURLを教えるには便利なことこの上ない。しかし、ネット上においては、どうせググれば良いのだし、はてなやココログといった大手ブログサービスが提供している、(同一サービス内での)他ブログとのつながりを増やす仕組みの恩恵を受けることが出来ないという問題がある。(それがどの程度のパワーがあるかは、まだ分からない。しかし、いちばんそのパワーがありそうだと思ったのが、はてなだったのだ。)ある意味、独自ドメインでの個人ブログというのは、絶海の孤島のようなもので、それでも元々のプレゼンスが高ければ格別、そうでなければ、ネット上にあってもなくても良いものに埋没してしまう。

もう一つ、まぁ、これが抜本的な問題で、これに比べれば、独自ドメインが絶海の孤島だというのは、言い訳として挙げたとしか見えないようになってしまうのだが、そもそも内容が乏しいということだ。要するに、digitalmorningはほとんど日記や独り言の類であって、プレゼンス云々は少々おこがましい。その内容は、リアルで私を知る人にとっては、それなりに興味をもってくれるもので、その面ではdigitalmorningはそれなりの効果を上げていると思うのだが、それ以上の広がりは期待できない。

そんなわけで、敢えてはてな始めをしようと思ったのである。

絶海の孤島問題は、はてなを使うことで解決できるだろう。言及キーワードとか、おとなり日記とか、とにかく、「つなごう、つなごう」という姿勢が垣間見える。

あとは、自分の書く内容だ。これが一番難しいのだが、プレゼンスを高めたいと思えば、何より重要なことだと思う。それは、なんとか頑張ってみるしかないことだ。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。