農漁業の連携にIT産業の未来がある?

全国各地の中小企業が地元の農漁業と組み、生産効率化や自然再生事業に参入する動きが広がっているとのこと。今日の日経で、宮崎県の情報関連企業が農家と牛の繁殖を効率化できるシステムを開発する事例が紹介されています。

農商工連携は、国も政策面で後押ししていることから、今後も広がりそうです。
最近、日経に登場する各社の社長の言葉を見ていると、「今は確かに苦しいが、この不況を乗り越えるころには全く違う枠組みが広がっていて、その枠組みに上手く乗れれば、さらなる成長が期待できる」という認識が多いように思います。

IT産業にとっての次の枠組みの一つに、農漁業との連携があるように思います。ひとつはバイオ関連でしょうし、環境関連もありますし、農業から商業・消費者へのモノと情報の流れをサポートするICタグもあります。

IT産業の中心はあくまで大都会(特に東京)ですが、次の枠組みでは地方も見逃せないかもしれませんね。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。