類は友を呼ぶ。タイムラインはあなた自身を示す

Twitterで何気なくフォローしているうちに、どんどん出来上がっていくのが自分なりのタイムラインです。あなたのタイムラインはあなた自身を示します。一度、じっくりタイムラインを眺めてみることをおすすめします。

あなたのタイムラインはあなた自身が興味を持っている人の集まりです。フォローは、わざわざその相手を探し出してフォローボタンを押すという積極的な行為が必要です。興味が持てない人をわざわざフォローすることはないのです。

いや、フォローはよほど自分から興味を持った人以外は、フォロー返しばかりだという人もいるでしょう。私もそうです。だから、Twitterを3年やっているわりにはフォローもフォロワーも600人程度です。

あなたのフォロワーはあなたのツイートに興味を持った人です。おそらく、あなたと似たような興味の人なのです。フォロワーが増えるとTwitterからメールが届きます。新しいフォロワーのプロフィールやツイートの内容をチェックして、気が合うようならフォロー返しするでしょう。フォロー返し中心の人でも、やっぱりフォローしている相手はあなたの興味がある人なのです。

Twitterの新しい機能で、友達の友達を紹介するようになっています。Facebookも同じような機能があります。友達の友達は同じような興味を持つ人だろうという予想によるものです。類は友を呼ぶというやつです。

あなたがフォローしている人のタイムラインはあなたと同じでしょうか。それは違います。興味は1つだけではないので、あなたの興味の幅とあなたがフォローしている人の興味の幅は一致しないからです。

あなたのタイムラインを眺めてください。似たようなツイートをする人のグループがいくつか出来るのではないでしょうか。それがあなたの興味です。その興味の組み合わせがあなたの個性です。私には3つのグループがあります。ITやモバイル系のツイートが多い人、起業やセルフブランディングの人、それからハロプロ系の人です。

いま、自分探しをする人が多いです。自分探しは離島や東南アジアにふらりと出かけるバックパッカーや、心理学や癒しに興味を持つ若い女性たちの専売特許ではありません。書店に出回る自己啓発書、ビジネス書の類はだいたい自分探しを推奨しています。まず自分を知ろう、自分の本当な好きなことをしようというわけです。

その答えはあなたのタイムラインにあるのかもしれません。長い期間をかけて作り上げたタイムラインであれば、それがあなたの縮図の可能性が高いのです。

追伸。もし、あなたのタイムラインがフォローしてくれ、フォローしてくれという空虚なツイートをする1万人の集まりだったらどうでしょう。おそらく、あなた自身もそうなのです。もっとTwitterを有意義に使うことを考えた方が良いでしょう。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。