ショーGEKI大魔王2010 ロックミュージカル「マスカラッド」

劇団ショーGEKIによるロックミュージカル「マスカラッド」を、一昨日、全労済ホール・スペースゼロで見てきました。

いままで演劇というと、ハロプロメンバーが出演するものしか見たことがなかったのですが、今回はまったく無関係。出演者の方とひょんな知り合いになったので、その関係で見に行った次第。

婚活パーティとして開かれる仮面舞踏会が舞台。

特に主演はいなくて、婚活パーティに参加する男女10人の群像劇。パーティを取り仕切る司会者とスタッフ、そして参加者に仮面を付けるためにやってくる不思議や奴らも現れて、ステージ上は人、人、人。とにかく出演者が多かった。

ロックミュージカルと銘打っているだけあって、ステージはカラフルだし、演出は激しいし。とにかく、圧倒されました。

前述のとおり、婚活パーティが舞台なわけですが、特に未婚の私のような人が見ると、胸に響く台詞がたくさん出てきます。あー、なんで結婚してないんだろうというか、そもそも結婚できないんだろうみたいなことを、考え込んでしまいました。一つ一つの台詞がズキズキ響いてきて、あーもうやめて!と言いたくなるくらい。

出演者の方のブログにあった、この一言がすべてを言い表しているというか。

ほんと、今回は
終演後のお客様のヘコミっぷりがおもしろい

観劇後に、お酒を飲みに行ったのですが、そこでやたら「元気がない」と言われてしまいました。まぁ、それだけヘコんでいたのか・・・。

なぜ、ズキズキ来るのか。それは、登場人物がそれぞれ、今までの人生で仮面を付けて暮らしてきたように、自分も何らかの仮面を付けているのだなと思うから。

その仮面とは何なのか、そして仮面を外すことは出来るのか。もしかして、仮面は仮面として受け入れるべきなのか。

ステージで繰り広げられた婚活パーティの結果は様々。見事カップルになる人あり、スムースには行かなかったけどなんとかカップルになった人あり、途中で脱落してしまった人あり。

もし自分が参加したら、どうなったのだろうと思うと、なかなか怖いところです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。